KAISEIブログ

 : 中3が高3の話を聴ける
 投稿日時: 2012/06/06

本校の建学の精神
品性の向上をはかり、社会の発展に役立つ有望な人材を育成する
です。

この建学の精神を具現化するために本校ではコース制を導入しています。
げんざいのコース名は
☆中高一貫コース
☆特別進学コース
☆総合コース(来年度入学生よりドリカムコースに改称)
の3コースです。

どのコースもそれぞれの特徴を活かした教育プログラムを実践しています。

その中でも「中高一貫コース」は、中学高校の6年間を本校で学びます。
つまり、もっとも本校の建学の精神を学んでくれた生徒達です。


コース集会が開かれました。


中高一貫コースは中学生と高校生が一緒に話し合えます。


この日は中学3年生から高校3年生までの4学年の集会。
大学進学を意識した集会だからです。


先生の話も大切なのですが、中高一貫コースの最も良いところは「先輩の話が聞ける」こと。
中学生の頃から、高校生のようすを見ながら学校生活を送ります。

この日は、高校2年生からは「ドリカム研修の報告」がありました。
そして、高校3年生は下級生へのアドバイスをしてくれました。

まずは高校2年生の感想を3人分。

 私は研修旅行で東京へ行きました。この研修旅行で大学へは3校行き、企業では警視庁へ行きました。
 1日目。はじめに東大に行きました。東大の総敷地面積は東京ドーム約6800個分の広さを全部ではありませんが、学生さんに案内してもらいました。座談会では実際に色々な学部の生徒さん達と話し、それぞれためになるお話を沢山聞けました。話しを聞いていると、東大生は決して特別な人ではなく、ごく普通の生徒さんだと感じました。
 次に早稲田へ行きました。まず早稲田の生徒を見て、学生生活が充実しているのだなと思いました。校舎もとてもきれいでした。夜からは開星の中高一貫の卒業生の川上大志さんのお話を聞きました。一浪していざ勉強を始めようとした時、問題が解けず、時間を無駄に過ごしてしまった事、小テストなどをその場しのぎで勉強していた事など沢山の反省した事を話されました。私も当てはまる点がいくつもありました。これからの生活を見直していくべきだと、この講演で学びました。
 2日目。午前中は警視庁へ見学に行きました。歴代の警視総監の写真や制服、現在の書く都道府県のエンブレムなど沢山の資料が展示されてました。午後からは麗澤大学へ行きました。とても自然豊かな場所でした。
 3日目。待ちに待ったディズニーランド。沢山のアトラクションに乗れ、パレードも見ることができ、本当に楽しかったです。
 この3日間、いろんな学生さん達と話し、それぞれためになることを聞けてよかったです。そして大学がどういう所かも分かったので、行きたい大学を早めに決め、志望校に合格できるよう勉強し、この研修旅行で学んで得た事を今後の生活で生かしていきたいと思います。


 私がこの研修で一番印象に残っていることは、2日目の夜間モラロジー研修の講演会です。講師の先生は麗澤大学経済学部准教授の大野正英先生でした。内容はいのちを受け継ぐ家族についてでした。
 私たち一人ひとりには、数え切れない程のご先祖様がいます。父と母で2人。父と母の両親で4人。そのまた両親で8人。十代前では1024人の先祖がいることになります。さらにさかのぼっていくと、計算上は二十代前で百万人を超える先祖がいることになります。この講演会を聞くまでは、そんなことを考えたことがありませんでした。だから、興味を持つことができました。
 いつの時代も、家族は命と文化を受け継ぎ、それを次の時代に伝える役割を果たしてきました。そのおかげで、今の私たちは豊かで便利な社会に中で暮らすことができています。
 私たち一人ひとりは、いのちのバトンを受け継いできた大切な存在です。こう考えると、自分の命が自分だけの命だとは言い切れません。私たちは、ご先祖様に生かされています。今を生きている私たちは、いのちのバトンを次の世代に引き継いでいくという、重要な使命を帯びていると思います。
 この講演で大野先生は、「ご先祖様は自分の応援団だと思うといい。」と言われました。この言葉を聞いて、私は勇気をもらいました。
 私は今年アメリカに留学します。言葉も文化も違う国で生活する中で、不安なことや辛いこと、大変なことが必ずあるでしょう。でも、その時は、ご先祖様が見守ってくれているから大丈夫だと自分に言い聞かせて頑張ります。
 自分に与えられた力を精一杯活かしたいです。


 私が一番印象に残った事は、研修1日目の夜の講演会でした。川上大志さんという、開星の中高一貫を卒業した方の話を聴きました。川上さんは、サッカー部で冬の大会まで部活を続けていて、私も、中高一貫で、サッカーを最後の大会まで残るつもりでいるので、とても共通点があるなと思いました。
 川上さんは、高校を卒業してから一年間浪人をしたそうです。でも、早稲田大学へ入りました。3年間最後まで部活を続けていたのに早稲田大学へ入れたので自分も見習わないといけないと思いました。部活の後の時間は疲れていて勉強する気になれないけど、少しでも勉強の時間をつくっていきたいです。
 2日目の班別行動では、最初に国立競技場へ行きました。自分達は国立の関係者にアポをとってなかったので、国立競技場の外で写真を撮ったりしようとしていましたが、ダメもとで、そこの関係者の方にお願いをしてみると、特別に中に入れてもらえました。私からしたら国立は夢のような場所であるので、とても興奮しました。写真や動画を撮ったりしました。絶対にこの競技場に戻ります。そのためには、選手権でベスト4に入らないといけません。サッカーは何が起こるか分からないし、私達も、日々全国ベスト4に入るくらいの練習をして、この競技場に戻ってきます。写真や動画をイメージトレーニングなどに使っていきたいです。
 サッカーショップKAMOにも行きました。KAMOの店員さんといろいろ話をしました。ガンバ大阪のユースの選手だったそうです。サッカーをいろいろ語ることができてよかったです。その方と国立でテレビに出ることを約束したので、その約束を果たすためにも頑張ります。この研修で、たくさんの人とのつながりができました。自分から積極的にアクションをおこすことができたことが一番の収穫だったと思いました。将来こういう事がとても役に立つと思うので、この研修はよかったと思いました。
 もう一泊はしたかったです。


最後は最上級生が、中学3年生から高校2年生までの後輩に進学についてのアドバイスをしてくれました。

先輩の皆さん、どうもありがとう。
君たちが作った伝統を、後輩達がきちんと引き継いでくれました。


開星 われらあり
希望の空 みどりの丘
明日を想いて共に進まん

先代理事長 大多和巌先生の書