KAISEIブログ

 : 校長より 「中1・保護者のための進路情報会挨拶」
 投稿日時: 2011/12/13

12月13日(火)、本校の中学1年生に在籍する生徒・保護者を対象に「中1・保護者のための進路情報会」を開催致しました。

この会の冒頭での、本校校長が挨拶を掲載いたします。

[b]サンタクロースって、本当にいるんでしょうか?

この言葉は毎年クリスマス近くになると、アメリカの新聞に掲載され続けている文の見出しです。その文は1897年9月22日のNew York Sun(アメリカの新聞)の社説です。きっかけは、当時8歳の少女バージニア・オハロンが次のような投書をしました。

あたしは8歳です。あたしのともだちに「サンタクロースなんていないんだ」と言っている子がいます。パパに聞いたら、「いると思うけど、サン新聞に問い合わせてごらん。新聞社がサンタクロースはいるというなら、そりゃもう確かにいるんだろうよ」と言いました。ですからお願いです。教えてください。サンタクロースって、本当にいるんでしょうか?

この投書に答えた返事が、社説で発表されました。長い文なので、重要な部分のみを引用します。[/b]

[font=Arial]バージニア、サンタクロースがいるというのは、決してウソではありません。この世の中に、愛や人への思いやりや真心があるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです。… もしもサンタクロースがいなければ、人生の苦しみを和らげてくれる子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスもなくなってしまうでしょう。… サンタクロースを見た人はいません。けれども、それはサンタクロースがいないという証明にはならないのです。この世界で一番確かなこと、それは子どもの目にも、大人の目にも見えないのですから。[/font]

[b]ここで指摘されているのは2点。ひとつは、「存在には2種類ある」ということ。すなわち、視覚で確認できる存在と、愛・思いやり・ロマンスなどのように視覚では確認できないが、人間の心によって認識できる存在。このふたつがあると主張されています。

もうひとつは、サンタクロースは人々に夢や希望、喜びを与えてくれる存在であり、悩んでいる人に手をさしのべ、苦しんでいる人の心を和ませる存在ということです。

サンタクロースは、なにも赤い帽子と赤い洋服をまとい、長靴を履いたおじいさんだけでなく、老人ホームや社会福祉施設でボランティア活動を行っている中高生も、立派なサンタクロースです。

サンタクロースは、います。見たければ、心の目でみましょう。あなたもサンタクロースになれます。思いやりの心を持って、人の役に立つ事をすればいいのです。[/b]

<参考文献>『サンタクロースっているんでしょうか?』(中村妙子訳)偕成社

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