KAISEIブログ

 : 留学生・メリンさんの釣り体験
 投稿日時: 2022/11/04

朝もやに包まれた、昨朝の松江市鹿島町。この先の恵曇(えとも)漁港が目的地です。道中、あまりに幻想的で美しい風景に、車を停めて写真を撮影しました。深い霧がかかっているあたりにあるのが佐太神社。ちょうど今月は神在月(かみありづき)で、出雲地方には八百万(やおよろず)の神様がお集まりになる神在祭(かみありさい)が行われますが、文献上もっとも古くから神事が行われているのが、この佐太神社だそうです。何と500年前と同じ内容で執り行われると伝えられますが、まさに今、神々がお集まりではないかと思わせる、神秘的な風景でした。

恵曇漁港に向かったのは、倉掛先生から魚釣りに誘われていたからです。留学生のメリンさんを、彼女のホームステイ先である矢頭先生と一緒に釣りに行く計画を倉掛先生が立て「校長先生もいかがですか?」とお誘いを受けたので、喜んで同行しました。実は恵曇港は私の釣りのホームグラウンドの一つなのです。聞けばメリンさんは、昨日がちょうど誕生日とのこと。「ならばビッグな誕生日プレゼントを!」と、私は倉掛先生が釣ったアジを餌に、ヒラメを狙います。こうして釣った魚で、より大きな魚を狙う釣り方を「わらしべ釣り」と言うのですが、語源は分かるでしょうか(また、機会を見て解説を書きます)。残念ながら今回は大物をゲットできず、皆さんを失望させてしまいましたが、2時間ほどの釣りをメリンさんも大いに楽しんでいたようです。とくに、ネコちゃんたちが釣り上げた魚を奪い、脱走していったハプニングには、一同大いに湧きました。

3人は、高い堤防の上でお散歩も楽しんでいましたが、堤防を越えたところには日本海が広がります。少し遠いですが、メリンさんは海の向こうの向こう、フランスに思いを馳せたでしょうか。良いお誕生日の思い出になったことと思います。

そして私は、取って返して田中先生が待つ学校へ。オンラインで学校説明会があったのです。中学生の皆さんにも「今、留学生と魚釣りをしてきたところです!」と話しましたが、開星は先生方が優しく、外国人もすぐに打ち解ける、壁の低い学校ですよ。どうぞ、気軽に学校見学にも来てください!