今日、本校では卒業証書授与式を行います。幸い、午前中は暖かい天候に恵まれそうで何よりです。私自身にとっては、１年生の半ばからその成長を見守ってきた生徒諸君。さまざまな活動場面が思い出され、格別の感慨があります。「コロナ禍」という特別な経験を積んだ世代に当たりますが、最後の１日がマスク着用から免れたというのも、いっそう忘れ得ない思い出になることでしょう。

そして卒業式予行とともに行ったのが、表彰式と記念品の交換。表彰式では皆勤賞、精勤賞、さらに３か年精勤賞と、休まず学校に通い続けた生徒の努力を讃えました。とくにコロナ禍の中、この賞は特別な重みがあると思っています。３か年精勤賞代表の安田さんに賞状を渡した時、体育祭で彼女が着ていたＴシャツの背中に書かれていた「ばかまじめ」の文字が、懐かしく思い出されました。

そして永澤生徒会長、テニス部の角くん、野球部の佃くんと、島根県からの顕彰を受けた生徒たちが次々に登壇。何度も表彰した見慣れた面々ですが、皆の顔をこうして至近で見るのも最後かと思うと、感慨深いものがあります。進学者代表の田中さんと、就職者代表の佃くんによるスピーチも、これからの決意が込められたられた堂々たる内容でした。思い出深い第６９回生徒と過ごす時間も、あと１日です。唯一の在校生参加者として送辞を読む生徒会長の栗原さん、頑張ってください！