KAISEIブログ

 : 1600万年の学び 自然観察会その2
 投稿日時: 2014/10/31

地球が誕生して46億年(と言われています)。
日本列島が誕生したのが2000から1000万年前,日本海が誕生したのもその頃のはず。

生徒の足元にはその1600万年分の地球の情報が現れています。

前回までの記事はこちらをご覧ください。
SSH新企画です 自然観察会その1(Click!)


触ったあとは,見る。


白いところが砂岩(さがん)。
黒いところが泥岩(でいがん)。
この境目はくっきりはっきり。


生徒が見ているのは,つまり地層の表面です。


この砂岩と泥岩の縞模様があるということは,,,,かつてここに大量の水があったということ。
つまり海。


だからいつ海ができたのか,その海に何が生きていたのか,その海がどうなったのか,ということがこの表面に現れている。


ルーペを使って見ています。


このような地層の縞模様がもし,火星で発見されたら!
そこには海があった証拠。
ということ。


砂岩も泥岩も礫岩(れきがん)も教科書で見て覚えた。
でもここには本物がある。


砂岩と泥岩の繰り返し。
問題「なんで繰り返す?」


問題「どこにいるでしょう?」


触って,見て,臭って,頬ずりしたら,もう泥岩と砂岩がについて真に「知っている」と言える。


そして地層の教室へ集合。


それでは,第1回砂岩と泥岩を触って当てようクイズ大会を開催いたします。

生徒は全問正解。
紙のテストだけで勉強しても,ここまでは分からない。

自然科学は,自然を学ぶ事。

続きます。