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 : 公開教育研究会 開催
 投稿日時: 2019/10/16

10月15日(火)本校を会場に公開教育研究会を開催しました。
授業の質の向上を目的に、地域の教育機関の方々にお越しいただいて授業を公開し、研究協議を行いました。


中3現代社会
「働き方改革への提案書をつくろう〜過労死をなくせ〜」
現代の雇用・労働問題を理解したうえで、特に若者の労働環境をどう改善するのか考え、提案書という形で表現できるようになる。近い将来、自分が働く際の労働環境がどうあって欲しいかを自分でイメージできるようになる。


働き方改革の全容を復習。


働き方改革への提案書を社長・課長・新入社員のそれぞれの立場から発表し質疑応答。
その後ルーブリックで自己評価。提案書をまとめることができたか・話し合いや考察などグループで協力できたか・自分の役割を果たしたか評価しました。


中2科学探究
「脱☆知ったか〜個人研究に向けて〜」
探究の見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を育成する。


参考文献をまとめたポスターと実験計画を描いた用紙を使って発表。


文献のまとめ・実験計画(実験の目的・仮説・方法)・発表(声のの大きさ・スピード・姿勢)など評価し合い、振り返りとして自己評価を行いました。


高2生活教養
「日本文化を生活に 包む・結ぶ」
日本文化の道具の一つである風呂敷を例に、これまでとこれからの使い方を多面的に考えることにより、日本文化を育んだものや身の回りのものを工夫して生活に役立てられるようになる。


風呂敷についていくつかの事例(山陰・東京オリンピック・パリなど)を示し、風呂敷についてイメージを描きました。そして風呂敷の使い方、何に役立てることができるのか考えました。


グループ毎に発表し、他者の意見から風呂敷の有用性を知りました。


公開授業後は研究協議。


より良い授業目指し、様々な意見交換が出来ました。


また指導助言者として外部からお越しいただき、公開授業を行った教科だけでなく、他の教科も大変参考となるご助言を頂きました。


記念講演。
学校法人桐蔭学園理事長・桐蔭横浜大学特任教授 溝上慎一氏に「アクティブ・ラーニングの必要性とその実現にむけて〜生徒の身体性をいかにアクティブにするか〜」と題しご講演頂きました。


最初にアクティブ・ラーニング型で自己紹介を行い、アクティブラーニングとは何か個人で考え、グループで話し合いました。
この体験では、今回行った公開授業で取り組んだアクティブラーニング授業の生徒の姿と何か違うのか、傾聴の姿勢・発表の声の大きさ、ワークシートの活用・発表物の有効的な見せ方・タイマーの活用など豊かなアクティブラーニング型授業のヒントをご教示頂きました。

学校教育は社会で活躍する人材を育成すること、社会でよりよい生き方ができるようになるための学びの場でもあります。今回の公開教育研究会で頂いた貴重なご意見・ご助言を活かし、教員が生徒の立場に立ち、常に授業開発に取り組み、有効的な授業に努めて行きたいと思います。