KAISEIブログ
5年生の地理総合では、世界10カ国の課題をまとめて報道番組を作成しました。
まずグループごとに調べる国を決めて、概要と課題を調査。それから番組の構成を考えて、3分程度で伝えられるように内容を絞っていきます。
面積や人口、歴史、気候などを押さえた上で、その国ならではの課題を高校生の目線で探っていき、解決策の提示まで行うことが出来たグループもありました。アメリカ大統領選の行方やウクライナ戦争など、国によってはリアルタイムで報道されているニュースも取り入れた内容となりました。
内容が決まったら、効果的な伝え方について考えていき、グループごとにさまざまな工夫を凝らしました。
◆モニターにスライドを表示しながら解説する
◆手描きのフリップやイラストをニュース原稿に合わせて提示する
◆アナウンサーと解説者が登場して質問形式で進める
◆調査した国の気候に近い場所を選んでロケを行う など
構成が決まったら、いざ撮影です。今回はタブレット端末で撮影を行いましたが、場面の編集から音声の加工、テロップの挿入まで、動画編集では各グループが優れた技術をいかんなく発揮していました。
撮影場所にもこだわり、マイクを用いるなど「報道番組らしさ」も工夫しました。
内容ごとに撮影場所を変えて場面転換していたグループもあり、話題が変わったことが視覚的にも伝わっていました。
何度も編集を繰り返し、一度提出した作品にさらに手を加えて再提出してくれたグループがいくつもありました。
最後に、各グループの作品を視聴する「試写会」を行い、相互評価をしました。
他のグループの作品を、国の概要や課題についてだけでなく、より伝わりやすくするにはどうすればいいかという撮影技術についても鋭い視点で評価し合うことができました。
そして今回は、学校間交流ということで、松徳学院中学校高等学校の高校1年生と2年生の地理総合の時間に作品を視聴していただき、評価コメントをいただくことができました。
報道内容のわかりやすさや、資料の効果的な使用、視聴者をひきつける工夫について各グループの報道番組を評価していただき、さらに番組を通してわかったことや、より伝わりやすくするための改善点までコメントしていただきました。松徳学院中学校高等学校の皆さん、本当にありがとうございました!