KAISEIブログ

 : 公開教育研究会 探究型授業の紹介
 投稿日時: 2017/10/27

10月26日(木)、本校を主催に公開教育研究会を開催しました。
この研究会では、本校の探究型授業を公開しました。
簡単ではありますが、KAISEIブロクでも授業をご紹介します。


科学探究。
単元名 「ブラックボックスを用いて、科学の手法を獲得する授業の開発2」
単元の目標 未知なものを観察し、観察によって得られた疑問を解決するための仮説を立て、それを検証し、得られた情報から考察するという一連の科学の手法を身につけることができる。


箱の中には球体の物体が入っており、その物体の動きから内部を探ります。


ペアで議論し、予想した箱の中の様子をホワイトボードに書きます。
各班が発表し、科学的に証明できるか、科学的な考察では無い部分は指摘し、皆で考えます。
最後は箱を開けることが出来ないため現状で知り得る「確からしい」ことしかわからないこと、別の道具があれば、さらに確からしい情報が増えることを告げます。そして科学もブラックボックス同様、現代の技術で知り得る「確からしい」情報の集積であることを伝えまとめとなります。


コミュニケーション・メソッド。
単元名 Alibi〜What did you do?〜
単元目標 過去形の用法と、英語での論述の仕方を習得する。ロールプレイングを通して、英語でのコミュニケーション能力を高める。グループで協力して答えを導き出す。


殺人事件が起きたと想定し、その犯人を割り出すことを目指します。生徒達は、各自アリバイを作成し供述する役と、アリバイを述べる者に対して質問する役の両方演じます。


そうすることで、英語での論述の仕方と質疑応答の仕方を学ぶことができます。また、犯人を割り出すために、あらゆる情報から必要なものや正しいものを取捨選択して判断しなければならないため、多面的な思考力とグループの協力も必要になります。


芸術 
単元名 和太鼓におけるダイナミズムの探究
単元の目標 
〇和楽器の持つ音色と伝統音楽の特色を理解し、楽曲を味わいながら表現する。
〇音高やリズムの変化と、それに伴う音楽の雰囲気やイメージの変化に関心を持ち、思いや意図を持って独自のリズムを創作する。
〇より楽曲にふさわしい音色や表現を追求し、主体的に取り組む。
〇一つの要素を取り上げて考察し、自分たちの求める表現について追及する姿勢を養う。


龍神太鼓を演奏し、ビデオ撮影をします。そのビデオを鑑賞し気づいたことを各楽器セクションでまとめ発表。発表で出た意見を踏まえその上で自分たちの演奏が考察したイメージを体現できているか、そのためにはどのような点を深めればよいのか問いかけます。


さらに音楽の要素のうち強弱に着目し、自分たちで考えたダイナミズムをホワイトボードにまとめ、共通認識をもって演奏できるようにします。自分たちの思い思いや意図を表現するためにどのようなダイナミズム表現をすべきか、自分たちで考え深めることがポイントです。

次回のKAISEIブログも公開教育研究会で行った授業を紹介します。