KAISEIブログ
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本校の「建学の精神」は「品性の向上をはかり、社会の発展に役立つ有望な人材を育成する」です。
本校の総合コースでは、この建学の精神を具現化するために「ドリカム講話」を行なっています。
すでに社会で活躍されているさまざまな職種の方々にお越しいただき、ご自身のこれまでの人生や、高校生に伝えたいことを語って頂きます。
ドリカム講話の11人目の先生は、
さつまいも研究家「福田 豊」さんです。
福田先生は高校教師として努められ、昨年の3月に定年退職されました。
教師をされているときから、さつまいもの研究を続けてこられました。
今では、さつまいもを利用し環境問題にも取り組んでおられます。
”自分のなりたいもの、好きなものが夢”
「仕事を探すとき、人が困っていることや悲しんでいることを解決してあげようとすると、いろんな仕事が生まれてきます。」
「でも、実現するには……努力が必要です。」
「できそうなことを見つけたらすぐに実行してみて下さい。」
「それは、似たことをしている人と仲良くなることや実際に行ってみること。」
「夢が大きければ大きほど、挫折も大きいです。いろいろと言われもしましたが、いつも”ある言葉”を胸に頑張って来ました。
「その言葉は”明日のために今日の屈辱に耐える”です。」
実際に研究しておられる焼き芋を作る装置です。
おしかった。
生徒の感想より
さつまいも研究家という人がおられることを初めて知りました。でもそのさつまいも研究家は福田さんだけで、これは仕事とはいえないと言われたので驚きましたが、福田さんは本当にさつまいもが大好きで、この職業に誇りを持っておられることが伝わって来ました。
夢とは自分のなりたいもの、好きなものであり、そして実現するには努力が必要だと教わりました。これからも今日聞いたことを忘れずに、努力を続けていきます。
次にお越しいただいたのは、
フランス料理店のオーナーシェフ「神田 武」さんです。
神田先生のお店は「西洋酒家 レガル」。
レガルはフランス語で”ごちそう”という意味で、神田先生は”おくりもの”という意味を込めておられます。
「昔は特にやりたこともなかったです。でも専門学校に行って洋食に出会いました。」
「フランス料理がやりたい、と思ったらどんどん魅力を感じて、頑張るようになっていました。
「昔は、頭ごなしに”できるの?”って言う大人が嫌いでした。でも、今思えばそれはその方の優しさでした。」
神田さんの就職のときのお話から、”飛び込む勇気”を教わりました。
「料理人になる、という夢は叶いました。でも僕の夢は終わりじゃやありません。40歳、50歳になったときの夢もあります。店を大きくしたい、オーナーになりたい、夢を叶えたらまた次の夢が出てきます。」
「10年先のことをみこして勉強してください。それが学生のうちに出来るようになって下さい。」
「学生時代に、同じ道を志す仲間ができたことが本当に良かった。やめたい、と思ったときも、その仲間の存在が支えになりました。」
生徒の感想より
高校時代には夢がなく、勉強も好きではなかったと聞き最初はとても驚きました。でも、専門学校で好きなことを見つけ、厳しい就職先での下積み時代を乗り越えて、今の神田さんがいることを知り、納得できました。
辞めたい、と思ったとき、切磋琢磨できる仲間の存在と、オーナーの厳しさは実は優しさであったと気がついたと言われて、いい仲間と師匠がいることがどれだけ大切なことかを感じることができました。
私も、まわりにいていつも支えてくれる友達、ときに優しくときに厳しくしてくださる先生方に感謝を忘れずにいようと思いました。