KAISEIブログ

 : おじいさん、おばあさん、ありがとうございます。
 投稿日時: 2012/10/03

ニュース記事「敬老キャンペーン作文コンテストの表彰がありました」(Click!)

本校の「建学の精神」は、
品性の向上をはかり、社会の発展に役立つ有望な人材を育成する
です。この「建学の精神」の具現化のための本校独自の教育プランを「ドリカムプラン」と名付けています。

この建学の精神を具現化するために、本校では「モラロジー」による道徳教育に力を入れています。
モラロジーについてはこちらをご覧ください。
公益財団法人「モラロジー研究所」(Click!)

每年、松江モラロジー事務所主催「敬老キャンペーン作文コンテスト」に参加してしています。

優勝賞に選ばれた3人の作品を紹介します。

「僕ができること」 中3 糸原健太郎

僕とおじいちゃんはとても仲良しです。そして、おじいちゃんはたくましく家族想いです。
 お母さんもおじいちゃんを楽にしてあげようという気持ちが強く、とてもいい家族関係が築けています。
僕がおじいちゃんに何か出来るかと言われれば今の段階じゃ肩もみぐらいしか出来ません。でも、そんな僕が唯一、おじいちゃんが生きていくうえで役に立てることがあります。それは、僕が毎日笑顔で「おはよう」「いってきます」「ただいま」「おやすみ」とあいさつをすることです。人からみれば、こんなの意味あるのと思われるようなことかもしれないけど、僕には大切なことです。僕がなぜ、このような事が大切と思っているのかというと、笑顔であいさつすることによって相手も笑顔になれるからです。このようなあいさつをすることでその日一日頑張ろうという気持ちになれると思います。逆に僕がおじいちゃんからパワーをもらうことも多々あります。おじいちゃんは朝から晩まで仕事をしています。そんなおじいちゃんの姿を見ると、「もっと自分も頑張らなきゃ」と思います。
おじいちゃんには元気でいてほしいから、これからも笑顔でいます。

「私の祖母」  高1 福田亜里沙

 私の祖母は、明るくて優しくていつも周りに目を向けて支えてくれる、そんな祖母です。
 私が学校へ行く前にはいつも必ず握手をして、「今日も一日がんばっていってらっしゃい!」と言ってくれて、私は辛い時も学校に行くのがいやな時でも一日がんばることができました。そして、帰ってきたら「おかえり!」と言って私を抱きしめてくれました。時には厳しく、時には暖かくて優しい祖母が大好きでした。
 しかし、祖母は2年前に脳の病気になってしまいました。私は祖母が病気になったと聞いた時、涙が止まりませんでした。現実を受け止めるもが辛くて、家族みんな辛い思いでいっぱいでした。でも、いつまでもくよくよしていると一番辛い祖母が悲しい顔になってしまうので、家族みんなで祖母がみんなを支えてくれたように、今度はみんなで祖母を支えようと決めました。私もいつも辛い時や楽しい時、一緒にいてくれて元気をくれた祖母に少しでも恩返しをしてあげたいです。
 今、祖母は病院に入院しています。私は夏休みにたくさんお見舞いに行きました。これからも祖母にたくさん教えてもらったことを忘れずに生活していきたいです。

「感謝を伝える」  高3 後藤絵理

 私には、自慢の祖母がいます。物知りで寛容で、人の内側を見ることができ、見た目も中身も若々しく美しい、とても素敵な女性です。
 私は祖母に会う度にこう言われます。「私には宝物があるの。それは貴方達よ。」と。私と兄、私の従姉妹三人のことを宝物だと言ってくれます。私は自分に自信を失った時、祖母の口からこの言葉を聞く度に、祖母の宝物だ、私は駄目じゃないんだと思え、また頑張ろうと思いました。このように祖母は、人への愛を惜しむ事無く伝えることのできる人です。
 私もそんな祖母に感謝の気持ちを伝えたいと、今年の祖母の誕生日に手作りのケーキと普段はなかなか言えない感謝の気持ちを手紙に書き伝えました。その手紙を読んだ祖母は、「ありがとう。どんな高価なものを貰うより嬉しくて価値があるわ。手紙に書くことというのは、普段から思っていないと書けないの。」と言ってくれました。私はこの時から少しずつ感謝や愛を伝えるように、素直に伝えるようにしています。
 私はまだまだ子どもで、欠点の方が多く見えますが、祖母のような見た目も中身も素敵な祖母に近づけるようにしていきたいです。