KAISEIブログ
10月22日月曜日
本校の体育館において、高校生を対象にした講演会を開催いたしました。
お越しいただいたのは島袋勉(しまぶくろつとむ)さんで、タイトルは「夢をあきらめない」。
写真でお分かりいただけると思いますが、事故で両足を失い、他にも記憶や目に障害が残っている方です。その島袋さんが、事故からフルマラソンを走って完走を成し遂げるまでの、ご自身の体験と気付きを語って下さいました。
(実はこの日も、福岡空港から松江まで自転車で来られました)
多くの生徒が、義足の方を見ることも初めてだったようです。
今日の講演会はとても心に残るお話でした。事故にあい、今まで出来ていたことが出来なくなって、目・頭・足が不自由になってしまうことがどれだけ悲しくてショックだったかと思うと、すごく恐くなります。だけど、島袋さんは、
?「足があったら」と思うことをやめる
? 言い訳をしない
? 悪いところをかくなさい
この3つを思うようになって生活が変わったと言っておられました。両足が義足の人がフルマラソンを走ることなんて無理だと思っていました。初めの映像を見た時に、先にゴールをしたランナーが島袋さんの応援をしに戻ってきてくれたりとか、一緒にゴールを目指すランナー達が島袋さんを勇気付けたりと世界にはこんなにも心優しい人がたくさんいるんだと感動しました。自分は今、高校バレーで「春高出場」という目標を持っています。島袋さんのように「夢をあきらめない」という気持ちでやっていきたいと思いました。今日の講演会を今後の生活に役立てていきたいです。とても良い勉強になりました。
(高1女子)
事前に、島袋さんを特集した番組を見ました。
この時点で、生徒は感動しています。
島袋さんは今日、沖縄から来られたのですが、福岡空港からは自転車で松江に来られました。まずそのことに驚きました。私が今日のお話を聞いた中で印象に残っていることが3つあります。1つ目は、「現状を受け入れる」ということです。特に「言い訳をしない」ということです。2つ目は、「諦めたら二度とできない」ということ。3つ目に「目標をしっかりと持つ!」ということです。この3つのことを心に留め、日々の生活を送り、小さな幸せを喜べる人間になりたいです。
(高2女子)
普通に歩いておられるように見えました。
このあとここまでできるようになるための壮絶な日々を語って頂きました。
もし、自分が事故で両足をなくしてしまった場合、島袋さんのように頑張れる自信がないような気がします。自分の身にいつ何が起こるか分からないので、毎日を後悔なく過ごすことを心がけたいと思います。目の前に大きく立ちはだかる壁にも決して諦めず挑戦し続ける島袋さんはとてもすごいと思いました。両足がないから無理、障害があるから無理などと思って、言い訳をして諦めるのではなく、何事にも全力で挑戦する。島袋さんのように強くならないといけません。両足もあるし、障害も持っていない自分なのに、諦めてしまったり、言い訳をしてしまっていた自分がとても情けなく思いました。そして、何事にも目標や夢を持って挑戦する。自分は、何気なく毎日を過ごしていた気がします。今日から、しっかり目標や夢を掲げて、それを意識して過ごしていきたいと思います。島袋さんの話を聞き、とても自分にとってためになり、大きな財産(経験)になりました。何があっても諦めず、島袋さんのように強いハートを持ち、強い人間になれるように頑張ります。今日は本当にありがとうございました。
(高2男子)
いよいよです。
今日の島袋さんの講演を聞かせていただき、夢をあきらめるのはまだ早いと思うことができました。僕はサッカー選手になるという夢があります。でも、いくら練習をしても夢に近づいている気がしませんでした。正直あきらめようかと思っていました。ですが、今日の島袋さんの話を聞いているうちに、島袋さんは本当の努力をしてきたんだということを感じました。それに比べて僕は全然努力が足りませんでした。島袋さんは人一倍努力をしたから今があると思います。僕も人よりももっと努力をして夢の実現に近づけるように頑張って行きたいと思います。
そして、もう一つ凄いと感じたことがあります。島袋さんは、ホノルルマラソンや富士登山を達成したということです。絶対に無理だと言われても、どうやったら走りきれるのかを自分なりに考えて、実際にそれを実行して達成したということに感動しました。10時間という目標を、実際には8時間にしてしまった島袋さんは本当に凄いなと思いました。あきらめない心と努力があったからだとぼくは思いました。僕も、これからはすぐにあきらめることなくどんどんチャレンジをしていきたいです。
(高1男子)
校長先生による講師紹介。
両足のない島袋さんにとって、これまでの生活は僕たちの想像を超える辛さや苦しさがあったと思います。でも、そこであきらめずに夢に向かって挑戦する島袋さんはすごいと思いました。義足でフルマラソンに挑戦して、最後まで走りきることは大変なことですが、島袋さんの努力と周りの方々の支えがあったからだと思います。私も周りの方々に支えられて生活しているので、感謝してこれからも助けあって生活していこうと思いました。これからの人生でも、辛いことも苦しいことも悲しいことも、いろいろな経験をしていくと思いますが、島袋さんのように夢をあきらめずに頑張っていこうと思いました。
(高2男子)
話し始めた島袋さんの声は、想像以上に優しい声でした。
踏切事故により両下腿を切断。それだけではなく高次脳機能障害という記憶障害を負った島袋勉さんは、他の人には想像を絶するような苦労をされたと思います。事故にあって「人の足ってすごい」 「人の目ってすごい」 「人の頭ってよくできている」ことに初めて気がついたという言葉がとても心に残りました。私が今、当たり前のように何不自由なく生活できていることは本当にすごいことであり、自分の体をもっと大切にし、感謝しなければならないんだと感じました。島袋さんは今、普通に歩かれていますが、そうなるまでに地のにじむような努力をされてきたことを知りました。どれだけ足が痛くても看護師さんに痛いことは伝えずに歩く練習をして、いつかマラソンを走れるようになる事を考え、とても前向きですごいと思いました。歩くことだけではなく、眼の障害も、記憶の障害も乗り越え、両足が義足の場合の負担は4倍とも8倍とも言われる中、あきらめずに練習を続けられました。松葉杖を使ってホノルルマラソンに挑戦し、いろいろな人々に助けられ、大勢の人に見守られ、史上初の快挙を達成されました。このことは世界中の多くの人に夢と勇気を与えたと思います。私は、これからどんな苦しいことがあっても、今日のお話を思い出して頑張りたいです。
(高2女子)
一言も聞き漏らすまいとしていました。
島袋さんは、踏切事故で両足を失いました。両足がなくても、足の先が痛むなどすごく辛い事を経験した。記憶障害にもかかり、絶望的だった時に一人の男性と出会い、島袋さんは変わりました。義足をつけて歩くために必死にリハビリを頑張りました。支えるものがなく前に歩くことに恐怖心もあったけど、頑張って支えがなくても歩けるようになり、私はすごいと思い、とても感動しました。
歩けるようになったら、フルマラソンにも挑戦して最後まで走りきることができました。フルマラソンに参加した選手たちや、それを応援する市民の人たちに支えられながら、痛みに耐えながらも完走しました。私は、その頑張っている島袋さんの姿はとてもすごいと思います。周りの人たちも助け合いながら励ましあいながら走るので、助け合いは本当に人の支えになるのだなと思いました。
島袋さんが歩く為に必死に支えてくれた家族や担当の先生。担当の先生はサッカーやバドミントンなどをさせ、目の障害を治すために諦めないということを島袋さんに教えたんだと思います。
足の痛みを感じないと、いつ足の指がなくなっているかも分からない。島袋さんは痛みを感じれるので、痛いけど、感謝してけるようになれてよかったです。
両手両足が当たり前にあって動かせるわけではありません。1つ1つする行動や痛みに感謝して生活していきたいです。
(高1女子)
お話に出てくるすべてのエピソードが衝撃でした。
私は島袋勉さんの講演を聞いて、諦めないことの大切さ、そして人間って出来ないことってないんじゃないかなと思いました。両足のない島袋さんが42.195Kmを走れるのに、両足があり体が健康である自分が最初から走る前から「走れない」と決めつけていることを恥ずかしく思いました。諦めることはすごく簡単で誰でもできることですが、島袋さんのように諦めずにやり続けていき目標を達成できるような人になりたいと思いました。「小さな進歩は大きな喜びになり生きる意味になる」今日、島袋さんが言われたこの言葉は島袋さんの人生そのもののように感じました。私には両手があり両足があり、物を見るための目や音を聞くための耳も全てあります。この無限の可能性を持って生まれてこれたことに感謝をし、挑戦することを忘れず毎日を前向きに生きたいと思います。
(高1女子)
本当に多くの事に気が付かせていただきました。
島袋さんのお話は私にもいろいろなことを気づかせてくれました。島袋さんは事故で両足をなくされ、記憶障害や視覚障害など、私たちにはないハンディキャップを持っておられました。普通に生活をするのも大変で自分が島袋さんの立場ならたくさんのことをあきらめるしかない・・・と思っていると思います。しかし、島袋さんはお話やビデオを見て、あきらめることや、言い訳をなくし、常に挑戦の心を持っておられるのだなと感じました。私たちよりも不利な状況にあるのに、私たちよりも何倍も強い心を持っておられるなと感じました。それに島袋さんのように他人にはなかなかできない経験や自分にとってはすごく辛い経験などは乗り越えられれば、その人自身がとても成長させるのだなと感じました。島袋さんのお母さんの「経験をいかさないと」という言葉にはすごく自分にも当てはまるなと思いました。苦しいときや諦めそうになった時こそ、過去の経験がすごくいきてくるのだなと思いました。
島袋さんのとても前向きな生き方を、自分の人生にもいかしていきたいと思います。
(高2男子)
保護者の方々にも聞いて頂くことができました。
今日の島袋さんの講演を聞いて、何事もあきらめなければいつか成功すること、人間には無限の可能性があることを改めて感じました。島袋さんが入院していた身体障害者の病院には、首から下が動かない人がパソコンをしたり、字を書いたりしていたというお話でした。そして、島袋さん自身も両足義足でフルマラソン完走や、富士登山、今回の講演に合わせて福岡から自転車で島根県に来るというすごいことをされています。それはきっと、今まであきらめなかった島袋さんの気持ちや今までしてきた経験が、そういう挑戦を支えているのだと思いました。これらの挑戦は、島袋さんが人間の無限の可能性を信じているからこそ始めることができたのだと思います。私も小さいころ病気で入院したり、小2のころからも大きな病気になったりそんなことが多く、とっても嫌ですが自分よりもつらい経験をしている人はたくさんいて、それでも素晴らしい人生を送っている方がたくさんいることを知りました。私自身がもっと成長できるように、これからの日々を頑張っていきます。
(高2男子)
感想文は次回に続きます。
常に歩きながら話をされます。
じっとしていると、義足と接する部分に負担がかかるから。
つまり、両足義足というのはそれほど大変なこと。
島袋さんは、走るために義足の構造から調べたそうです。
走るために、いろいろなことを自分自身で調べ学んだそうです。
前向きに、前向きにいろいろなことを考えて試してみたそうです。
靴を履いて歩けるかどうかも試してみたそうです。
それでも、両足義足でフルマラソンを走るということは、とても難しいことだったそうです。
では、どうやってその難しいフルマラソンを走ることができたのか。
続きます。