KAISEIブログ

 : 中学3年生 ニュージーランド研修旅行記1
 投稿日時: 2019/12/09

11月21日(木)〜12月7日(土)中学3年生がニュージーランド研修を実施しました。

この研修の目的は、

生活信条の1つである「国民として国際人として信頼される人となります。」という目標を具現化するために、海外の見聞を広め、ホームステイなどの実体験を通して国際人として通用する教養とマナーを身につける。

日本とは四季が逆の南半球の国、ニュージーランドにおいて、異文化に触れ、様々な価値観を学びながら、お互いに国際理解を深めた友人を得ることにより、国際親善大使としての役割を果たす。

この目的のもと、ニュージーランドのファンガレーにて語学研修とホームステイを行いました。

研修の様子は現地から引率している教員が報告してくれていたので、ここで紹介します。

11/22 
現地時間の夕方、オークランド国際空港に無事に到着し、先程ホテルでの夕食を終えました。 現在、こちらは夜10時10分です。 ニュージーランドへの入国審査は厳しいと聞き、みんな緊張していましたが、検査官から日本語で話しかけてもらったり、分かりやすいように話してもらったりして笑顔も見え、無事に保安検査を通過しました。 ホテルに着くまでは「疲れたから早く寝たい!」と言っていた子供達でしたが、夕食時に日本で事前に選んでいたメニューが目の前に運ばれてくると、友達とお互いのメニューを食べ比べてみたり、大きなハンバーガーにかぶりついたりと、疲れが吹き飛んだ様子でした。 この後、時差ボケ解消のためにも10時半消灯とし、明日のホストファミリーとの対面に向けて英気を養います。

11/23 
今日から早速ホストファミリーとの生活が始まりました。
オークランドからファンガレイに移動し、ホームステイの説明を受けてホストファミリーと対面後、各自解散となりました。
ちなみに集合写真に写っているのは、オークランドからファンガレイまでの移動で立ち寄った休憩地「パリー カウリ パーク」にあるカウリというニュージーランドの北島にしか見られない木で、樹齢800年ほどなんだそうです。
移動中には牛や羊が沢山放牧してあり、まさにニュージーランドといった様子でした。
他にも、木々や草花、聞こえて来る鳥の声も日本と違うところばかりです。
子供たちには是非、そういった違いにも気が付いてほしいなと思います。

11/25 
今日から学校が始まりました(ポンパリエ・カトリック・カレッジにて)。まずはマオリの神聖な儀式で、学校の一員として迎えられ、学校の中を案内して貰いました。
儀式の中ではマオリ式の挨拶を交わし、開星の校歌とポンパリエカトリックカレッジの歌とダンスを互いに披露し、無事に学校の一員として迎えてもらう事が出来ました。
また、この時間の最後にはハカを目の前で披露してもらって、子供たちも感動していた様です。

その後、学校のすぐ近くにあるキウイハウスで動いているキウイを見学に。
ちょうどキウイの食事の時間だったので、地面をつついてご飯を食べる様子を見ることが出来ました。
しかし、キウイは夜行性のため飼育室は真っ暗で、僅かな明かりを頼りにキウイを探しました。
お土産コーナーでは、早速日本の家族の為にお土産を買っていたようです。
今日はちょうどキウイハウスの裏手にある広場でおやつの時間になったので、みんなでのんびりピクニックをしている様でした。

学校に戻るとESOL(English for Speakers of Languages)の英語の授業プログラム(開星生だけの授業)を受けました。
今日は自己紹介とテスト、そしてゲームといった内容でした。
このテストが結構難しかった様で、みんな悪戦苦闘していました。
その後のゲームは、友達にyesかnoで答えられる質問をして自分の額に貼られた単語(今日は動物か昆虫の名前)を当てるというものでした。
テストは大変でしたが、自己紹介やゲームは楽しく参加することが出来ました!

英語の授業の間にあったランチタイムには、ホストファミリーが用意してくれたランチを食べ、現地の子供たちに誘われてラグビーをした様です。
バディ以外にもたくさん友達が出来そうです。

明日は日本で用意した松江紹介と、今日と同じく英語の授業、そしてバディのクラスに入っての授業があります。

11/26 
今日は1時間目に松江紹介のプレゼンを行いました。
聴きに来てくれたのは同い歳の生徒たち(YR10)でした。
開星のプレゼンをとても一生懸命聞いてくれて、箸の持ち方の実演や日本とニュージーランドの温泉の比較には特に興味を持ってくれました。
明日も同じプレゼンを別のクラスに行いますが、今日の経験を活かして更に良い発表になることを期待しています。

さて、今日のESOLの授業は2時間目と3時間目でした。
2時間目にキッチンで使う名詞や動詞を学び、3時間目には実際に使ってみます。
という事で、3時間目は英語でクッキー作りでした。
2人1組でチョコチップとドライフルーツが入ったクッキーを作りました。
みんな家庭科の先生のお話(もちろん英語です)を聞きながら作業を進めます。
海外のお菓子にありがちですが、クッキーに入れる砂糖の量にみんな驚いていました。
子ども達に聞いたところ、中々家でお手伝いをしないそうですが、ペアで協力しながらレシピ通りに出来ていました。
ベーキングパウダーが入っていたのでかなり膨らんだのですが、そのせいで大きくなり過ぎて食べ切れない分を私も貰いましたが、美味しく出来ていました!

4時間目からはバディと一緒に行動します。
バディは1時間目にプレゼンを聴いてくれた同い歳の生徒です。
緊張の対面かと思いきや、お互いの自己紹介の後、仲良く話しながら授業へ入っていきました。
モーニングティータイム(おやつの時間)もランチタイムもバディと過ごしましたが、こちらは天気が良いので外の芝生の上で食べたり、食後にサッカーをしたりしてコミュニケーションを取っていました。
学校終了後、スクールバスが出発するまでの間も一緒に遊んだり話したりと現地の生徒に馴染んでいるようです。

11/27
今日の朝は、早めに来た子ども達が現地の生徒と腕相撲をしたり駆けっこをしていました。みんな朝から元気です。

今日の1時間目は、自分達よりも1つ歳下にあたるYR9の生徒に向けて松江紹介のプレゼンを行いました。
昨日と同じ内容でしたが、生徒や先生から質問もあり、無事に終えることが出来ました。

2時間目と3時間目はESOLの英語授業でした。
2時間目は配られたカードに書かれているものを学校の敷地内から探し、発表するというもの。
3時間目はすごろくを使って、マスに書かれた内容を友達に質問するゲームや地図を使って道案内をするゲームをしました。
そして、実際に1人が目隠しをして、安全に目的地まで進ませるゲームをしましたが、目隠しをした子ども達は何も見えない中を友達の言葉を信じて進むことにかなりドキドキしたようです。

4時間目からはバディの授業に入りました。
体育や音楽、数学をバディと受けて、日本の学校と違う雰囲気を味わいました。

こちらの学校は3時で終わりますが、帰宅後はそれぞれホストファミリーと過ごしています。
お昼寝をしたり、一緒にゲームをしたり、内容は様々です。
ホームステイに慣れた家庭が多いそうですが、自分でしたい事や欲しいもの、必要なものを言わなければしてもらえない、というのがこちらの文化です。
その中で各々自分の意思を伝えて頑張っています。
今日聞いたところでは、昨夜の夕飯の量が足りなかったので自分達で料理をしていいか聞いて焼きそばを作った生徒もいました!
味は、自分の家で食べるような美味しいものではなかったそうですが、こういった経験が彼らの成長に一役買っているのではないでしょうか。