KAISEIブログ
私は中学校に入った時からニュージーランド研修を楽しみにしていました。
ニュージーランドで学んだことはもちろんたくさんありますが、出発するまでの準備の段階でも学んだことはたくさんありました。
英語の授業はもちろん、ほかにも家庭科ではホストファミリーにおいしい日本料理をふるまうための調理実習や、さよならパーティーで使う浴衣を作って、着付け教室を体験しました。放課後みんなで練習したよさこいなど、どれも勉強になりました。また、初めての海外だったので旅行の準備をするのも楽しみの一つでしたが、最後の最後まで忘れ物がないか心配で、何回も確認しました。
そしていよいよ出発の日。バスの中でわくわくしたのもつかの間、到着まで長時間の乗り物にすごく疲れました。しかし着いたら、ニュージーランドの空気に包まれ、「着いたー」という実感がわきました。
私のホストファミリーは、お父さん、お母さん、12歳のフェリシア、8歳のアネスタ、4歳のイザベルの5人です。初日にまず驚かされたのは夕食に洗っただけの人参が形も変えず丸ごと出てきたことです。実は、お母さんが体調を崩していたためお父さんが準備してくれた夕食です。人参が嫌いじゃなくて良かったーと思いましたが、これが毎日続くのはちょっと困ると思い、2日目の夕食の時に、
「May I help you?」
と聞いてみました。すると、
「Yes!」
と言われたので、進んで手伝いました。このことがきっかけで滞在中ずっと夕食を作ることになってしまいました。後半は〈なんで私が夕食を作らないといけないんだろう?〉と思ったこともあったけど、このおかげで英語のレシピを見てケーキやスコーンを焼けるようになり、今思うといい経験でした。
滞在3日目はイザベルの誕生日会でチョコレート工場とキャンディー工場に連れて行ってもらいました。そこはまさにチャーリーとチョコレート工場。まるで映画の世界のようで可愛いお菓子がずらっと並んでいて端から全部食べたいくらいでした。
学校では英語のみで授業を受けますが、慣れない英語にとまどうことがたくさんありました。カティカティとワイヒでサッカーの合同試合を観戦しましたが、ワイヒでの試合は8−0で圧勝し、とても盛り上がりました。遠足は、洞窟の中をみんなで探検したり、川に入って遊んだりして楽しかったです。その他に乗馬体験もありました。これは日本ではあまり体験することができないことなので、とても新鮮な気持ちになりました。馬からの景色はすごくながめがよくて、気持よかったです。他にもマオリの文化を学んだり、充実した毎日を送ることができました。
私は英語が苦手だけど、今回の研修で、
「Hello!」
「Thank you」
「Please」
「Good night」
この4つとジェスチャーがあればなんとかやっていけると思いました。それと、一番大事なのは、「Yes」・「No」をはっきり言うことだと実感しました。でも英語がペラペラにしゃべれたらもっと楽しかったと思うし、もっと色々なことができたと思うから、次海外に行くことがあったらもっと勉強してから行きたいです。
この研修を通して親のありがたみや、友達の大切さ、英語の大切さ、英語の大切さを学ぶことができて、いい経験になりました。
鴨木 瑞月