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KAISEIブログ 新カテゴリー【校長より】です。
本校校長「大多和 聡宏(あきひろ)」の、在校生・保護者の皆様・地域の皆様・本校への入学を希望される児童生徒とそのご家族へのメッセージを、不定期ですが掲載していきます。
本校の教育をご理解いただく一助になれば幸いです。
まずは、6月22日(水)に中学校の先生を対象に行われた「学校説明会」での校長あいさつです。
先日更新した「高校学校案内2011」(クリック)をご覧になりながらお読みいただきたいと思います。
[b]校名「開星」とは、「社会の発展に役立つ有望な人材を育成する」という意味です。この校名は、「品性の向上をはかり、社会の発展に役立つ有望な人材を育成する」という本校の“建学の精神”(教育理念)の具現化の一つでもあります。また、具現化の大きな柱に「開星ドリカム・プラン」と名づけた進路指導です。“建学の精神”のめざす教育と、それに「開星ドリカム・プラン」は、どう関連しているかを説明した文章を「スクールガイド2012」の表紙をめくって最初のページに記載していますので、お読みいただければと思います。
さて、今申しあげたこと、また今紹介した文章に書かれていることをどれだけ実践できているかが、大切なところだと思います。「スクールガイド」の6ページをご覧ください。そこの「卒業生の声」として、3人の卒業生のメッセージを記載しています。本校では、毎年、この「スクールガイド」のような学校案内に、卒業生の声を載せていますが、常に違う卒業生を載せるようにしています。それは、特定の卒業生ではなく、全員とは言いませんが、多くの卒業生が、同じように本校での高校生活を経験して、校名の由来の通り、「社会の発展に役立つ有望な人材」に成長してくれていることを紹介するためです。
今年登場してもらった3人について簡単に補足説明をさせてもらいます。
左の角くん。イタリアン・レストランを松江市内、この下の今井書店のすぐそばですが、経営しています。在学中。「25歳までに、松江市内で自分の店を持ちたい」という夢を持ちました。それを実現するために、東京の一流フレンチ・レストランに勤め、その後アメリカに渡り、今度は日本食レストランで働きました。そうした経験をして、松江に戻って来て、レストランを初め、苦労しながらも、松江を代表するイタリアン・レストランにまで発展させました。
本校は、地元に貢献する人材を育てたいと考えています。ただし、そのことは、高校を卒業しても、そのまま地元に残る必要はないと考えています。角くんのように、地元を離れ、いろいろな貴重な経験を積み重ねてくることが大切と思います。もちろん、地元に残ることに明確な目的や意義がある場合は、地元に残ることも当然意味がありますが、あまり進路について固定的に考える必要はないと思います。時々、「一度地元を離れると、帰ってこなくなる」という話を聞きますが、基本は郷土を愛せる人間を育てることだと思います。
真ん中の赤木くん。彼は、この春の卒業です。サッカー部のキャプテンです。昨年度のチームの成績は、冬の新人戦、6月の県総体、11月の選手権、いずれも準優勝でした。優勝はできなかったものの、それなりの成績を残し、そのためにリーグ戦も含めかなりの遠征もこなしていました。そうしたサッカー部の中心として、それぞれの試合中はもちろん、約60名の部員をまとめながら、受験勉強にもがんばっていました。大学入試センター試験の1週間前、全校生徒を対象に講演会をしました。3年生は、自由登校期間に入っていましたので、希望者のみ聴講しましたが、彼も聴講しました。たまたま講演会の前に廊下で出会ったので、「センター直前の勉強はいいの?」と尋ねると、「受験勉強も大切ですが、人間として生き方を学ぶことはもっと大事です」と語ってくれました。
左の井上さん。彼女は、在学中から看護師の道をめざしていました。一方、バレー部に所属していましたが、彼女の学年は、春高、インターハイ、そして国体にも本校単独チームで出場しました。そして、進路もめざしていた通り、看護師となり、現在出雲中央病院で、白血病棟や手術室になど重要な部署に配属されて活躍しています。休みの日には、本校を訪ね、後輩のバレー部員の指導もしてくれています。
このように本校の卒業生は、社会の発展に役立つ人材として活躍してくれている生徒が多数います。各中学校での進路指導の参考にしていただければと思います。よろしくお願いします。[/b]