KAISEIブログ
12月13日(火)、本校の中学1年生に在籍する生徒・保護者を対象に「中1・保護者のための進路情報会」を開催致しました。
この会の冒頭での、本校校長が挨拶を掲載いたします。
[b]サンタクロースって、本当にいるんでしょうか?
この言葉は毎年クリスマス近くになると、アメリカの新聞に掲載され続けている文の見出しです。その文は1897年9月22日のNew York Sun(アメリカの新聞)の社説です。きっかけは、当時8歳の少女バージニア・オハロンが次のような投書をしました。
あたしは8歳です。あたしのともだちに「サンタクロースなんていないんだ」と言っている子がいます。パパに聞いたら、「いると思うけど、サン新聞に問い合わせてごらん。新聞社がサンタクロースはいるというなら、そりゃもう確かにいるんだろうよ」と言いました。ですからお願いです。教えてください。サンタクロースって、本当にいるんでしょうか?
この投書に答えた返事が、社説で発表されました。長い文なので、重要な部分のみを引用します。[/b]
[font=Arial]バージニア、サンタクロースがいるというのは、決してウソではありません。この世の中に、愛や人への思いやりや真心があるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです。… もしもサンタクロースがいなければ、人生の苦しみを和らげてくれる子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスもなくなってしまうでしょう。… サンタクロースを見た人はいません。けれども、それはサンタクロースがいないという証明にはならないのです。この世界で一番確かなこと、それは子どもの目にも、大人の目にも見えないのですから。[/font]
[b]ここで指摘されているのは2点。ひとつは、「存在には2種類ある」ということ。すなわち、視覚で確認できる存在と、愛・思いやり・ロマンスなどのように視覚では確認できないが、人間の心によって認識できる存在。このふたつがあると主張されています。
もうひとつは、サンタクロースは人々に夢や希望、喜びを与えてくれる存在であり、悩んでいる人に手をさしのべ、苦しんでいる人の心を和ませる存在ということです。
サンタクロースは、なにも赤い帽子と赤い洋服をまとい、長靴を履いたおじいさんだけでなく、老人ホームや社会福祉施設でボランティア活動を行っている中高生も、立派なサンタクロースです。
サンタクロースは、います。見たければ、心の目でみましょう。あなたもサンタクロースになれます。思いやりの心を持って、人の役に立つ事をすればいいのです。[/b]
<参考文献>『サンタクロースっているんでしょうか?』(中村妙子訳)偕成社
☆開星中学校では、生徒がしっかりしたものの見方や考え方を身につけ、大所高所から自分の進路を具体的に考えることができる力を養成するため「7つの習慣J」を導入しています。
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