KAISEIブログ
あけましておめでとうございます。こうして本校のホームページをご覧いただいている皆様は、いろんな方がいらっしゃると思います。いつも見ていただいている方、時々見ていただいている方、久しぶりの方、初めての方、一方、本校の生徒諸君、保護者の方、卒業生の方、本校の受験を考えていただいている方、等々、いずれの皆様におかれましても、このホームページにアクセスしていただき、本校の取り組みや活動に接していただければ、幸いです、昨年から、このホームページは更新の頻度を高め、ほぼ毎日のように新しいニュースをお伝えしています。どうか本年もよろしくお願いします。
さて、昨年は、3月11日の東日本大震災が、1000年に一度の大災害と言われるように、大きな被害をもたらしました。当地は、直接的な被害はありませんでしたが、多くの学びや反省をする機会をいただいたと思います。その中の一つに、日本の長い歴史の中で培われてきた日本人のよさ、すばらしさの再発見があります。被災地の人々が示してくれた美しい姿、それは、いかなる困難な状況にあろうとも、冷静さを失うことなく、譲り合いながら、礼節をも忘れず、自分達で立ち上がろうとする姿です。
国の内外を見た時、昨年は明るいニュースもありましたが、暗いニュースが多かったと思います。今年は、まさに「災い転じて福となす」年にしたいものです。日本では、今年、日本最古の歴史書『古事記』完成から1300年を迎えます。戦後、『古事記』を学ぶ機会が少なくなってしまいましたが、そこには、日本の神話と建国の歴史が書かれています。日本に限らず、神話は古代人のメッセージです。各民族の精神的ルーツは神話の世界にあります。上で述べた日本人の美しい姿も、神話にその起源を見ることができます。
不易と流行、変わらないものと変わるのもの、これらを数十年のスパンではなく、数百年のスパンで考えるのも、今の社会に必要なことを考える上で必要ではないでしょうか。
平成24(2012)年元旦
学校法人 大多和学園
開星中学・高等学校
理事長・校長 大多和聡宏