KAISEIブログ
5月25日(金)、本校中学生1年生の出身小学校の先生をお招きし、平成24年度出身小学校連絡会を開催いたしました。
詳しくはこちらもご覧ください
ニュース記事「出身小学校連絡会を開催いたしました」(Click!)
その場をお借りして、本年度より始まる「SMILEプログラム」について、校長より発表がありました。
この「SMILEプログラム」についての詳しい情報は、ホームページや学校説明会で詳しく説明して参ります。
開星の中高一貫教育への新たな取り組みにご期待ください。
「開星中学校 出身小学校連絡会 校長あいさつより(抜粋)」
本校では、「開星ドリカム・プラン」で、学習指導を体系化しています。この「開星ドリカム・プラン」は、開星高校では平成11年度の入学生から導入していましたが、開星中学校では、平成13年度より導入しています。この時期は、学習指導要領の改訂作業が行われていました。その時、議論されていた主な課題の一つが、「総合的な学習の時間」の新設でした。この時の改訂は、中学校の場合、平成14年度から実施するためのものでしたが、本校では、その改訂作業を注視しながら、先んじて新設される「総合的な学習の時間」を「開星ドリカム・プラン」として活用することを決定し、先ほど申しましたように、平成13年度から導入しました。
その時改訂された学習指導要領も10年が経ち、平成20年から21年にかけて、再度改訂作業が行われました。私が改めて申し上げるまでもないかもしれませんが、今回の改訂は、学習内容の大きな転換点だと思います。戦後、学習内容は、改訂の度に増えていきました。それが、昭和52年から53年にかけての改訂で、いわゆる「ゆとり教育」が導入されました。それ以降、約30年間に渡り2回の改訂においても学習内容が減らされ続けてきました。そして、今回の改訂で、再び小学校から高校まで、大きく方向転換が計られました。
本校の「開星ドリカム・プラン」も、これまでの取り組みの成果を活かしつつも、この学習指導要領の大改訂に対応して、進化・発展をさせなければいけないと考え、3年ほど前から見直しに入りました。その結果、「開星ドリカム・プラン」を本校の建学の精神としっかり関連づけるようにしました。
また、先ほど「開星ドリカム・プラン」を進化・発展させなければいけないと申しましたが、そのことは、本校の教育の質をさらに高めることであります。「学校の質」を追及していこうと考えています。
本校では、毎年度、建学の精神の具現化を図るため、年間テーマを掲げています。今年度のテーマは、「一事徹底 規律ある朝礼 完璧実践」です。このテーマを掲げた目的は、秩序と公共性を高めることで、学校の質を高めることです。それを、特色のある本校の朝礼において、まず徹底させることで、生活面や学習面によい影響が波及するように取り組んでいることころです。
そうした取り組みの一方で、今後の入学生に対した準備も、進めております。中学校の新学習指導要領は、今年度より実施されていますが、「開星ドリカム・プラン」を進化・発展させたものとして、「SMILEプログラム」を開発することにしました。
「中高一貫6ヵ年の学習計画 SMILEプログラム概念図」(※)をご覧ください。これは、そこに掲げているような人材育成をめざすものですが、まさに本校の建学の精神の具現化につながるものです。先ほど参観していただいた「7つの習慣J 」の授業も、「英会話」の授業も、その一角を成すものです。SMILEとは、SCIENCE(科学)のS、MORALITY(道徳性)のM、INTERNATIONALITY(国際性)のI、LITERACY(読み書き能力)のL、ENTERPRISE(先進性)のEから取ったものです。「7つの習慣」は、MORALITY,道徳性の育成、「英会話」は、INTERNATIONALITY、国際性や、LITERACY、読み書き能力の育成を目的とした授業です。
(※)下に掲載しております画像をクリックしてください。PDFでご覧になれます。
そして、開星中学の教育は、中学時代の3年間でも教育の成果が出る内容を実践しておりますが、中高6ヵ年の一貫教育がより高い教育成果が出るように考えております。
残念ながら、まだ島根県では、本校を除いて中高一貫教育を行っている学校はありませんが、全国では、公立学校も含めて、中高一貫教育の成果は注目されています。
本校の入学生は、近年、小学校時代にスポーツに熱心に取り組まれていた人が、そのスポーツを本校で引き続き取り組もうと考えていただき、進学されるケースが多い状況にあります。本校は、そうしたスポーツの活動体制も充実させておりますが、前提としては、勉強と部活をしっかり両立させることです。今朝も、ある部活に属する1年生数人と階段のところですれ違いましたが、彼らは単元テストの話をしていました。部活の中で、部活の話は勿論するでしょうが、勉強の話題も当たり前のように取り上げられる学校文化をさらに醸成していこうと考えています。SMILEプログラムは、そのためのプログラムでもあります。
以上、本校の教育方針や取り組みについてお話させていただきましたが、小学校の先生方が、進路先として信頼して送っていただける学校として、今後とも努めてまいりますので、どうかよろしくお願い致します。