KAISEIブログ

 : 校長より 「新年のご挨拶」
 投稿日時: 2013/01/01

あけましておめでとうございます。

昨年も、このホームページをご覧いただき、ありがとうございました。今年も、本校の情報をできるだけタイムリーに発信してまいりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

元旦といえば、初日の出を連想します。この地域ですと、初日の出にお目にかかれる機会は決して高くありませんが、東の地平線や水平線から、姿を現す太陽に、この1年の希望や期待を込めて拝礼するのは、日本の伝統的な習慣であります。

太陽のことを敬い親しんで「お天道様」という言い方をします。そして、この敬いは、畏敬の念にもつながっています。宇宙自然界の営みの象徴として、太陽を捉え、「お天道様が見ている」と諭して、自分勝手な行動やルールを守らない行為を戒めます。

この太陽という存在は、本校で言えば、品性に当たると考えます。本校の建学の精神(教育理念)は、「品性の向上をはかり、社会の発展に役立つ有望な人材を育成する」ことです。

太陽は太陽系の中心にあり、地球をはじめとする各惑星や小惑星、そして彗星などが太陽との引力の影響を受けて運行しています。

一方、品性も人間性の中心にあり、学力、知力、金力、権力、体力などいろいろな能力をよりよい方向に活かすために存在しています。

太陽は、宇宙において確固たる存在ですが、品性は、われわれ一人ひとりの中で、自らが磨き上げなければ、確固たる存在にはなりえません。

初日の出を望みながら、品性の向上を努めることを改めて誓いながら、皆様のご健勝を祈念させていただきます。

平成25(2013)年元旦

学校法人 大多和学園
開星中学・高等学校
理事長・校長 大多和聡宏