KAISEIブログ

 : 高校2年生 課題探究A文系・研究テーマ1【水野校長ブログ】
 投稿日時: 2022/02/15


高校2年生の文系が取り組んでいる課題探究のテーマについて、昨日は南波くんのテーマをご紹介いたしました。島根県立大学の古賀先生が、大学の卒論で取り上げても不思議ではないと言われた生徒たちの研究テーマ。とてもユニークな内容もありますので、今日と明日で2回に分けて、研究内容についてご紹介いたします。


表の上3人は、いずれも広い意味で心理学のテーマになるでしょうか。色彩、商品のネ―ミング、コーチングなど、高校生にとっても身近なテーマなのですね。勉強するのに効果的な色がわかれば、勉強の仕方も変わるのかもしれません。また、商品のネーミングと売り上げの関係については、名前を変えただけで10数倍の変化があった商品のことなど、とても興味深い結果が出ていました。


そして観光と農業は地域密着型の課題です。「発地型観光」と「着地型観光」という言葉は初めて聞きました。コロナによる問題も併せて、従来とは違った形の観光が求められている時代の流れを、しっかりとつかんでいますね。その意味では、テクノロジーを活用した「スマート農業」も、若い世代にとっては注目分野なのでしょう。


教育の問題も、2人が取り上げていました。タブレットの導入による現場への影響。また読書量と読解力の関係と、手放しにICT化を評価しているわけではないところが、私には頼もしく思えます。メディアとしての紙の可能性について、私は簡単に手放すべきではないと思っていますので、ぜひユニークな結論を導き出してください。