KAISEIブログ

 : 野々村監督、渾身(こんしん)の書を語る【水野副校長ブログ】
 投稿日時: 2020/11/30


先週の土曜日、応接室で同窓会の井上会長と藤原さんから、野々村監督への謝礼贈呈式が行われました。創立100周年を前に、本当に素敵な贈り物。あれだけの大きな額に、歌の部分だけでも120文字を書き込んでいくわけですから、制作にはどれほどのご苦労をされたでしょうか。皆さんと、そのご様子をお聞きしました。


「絵画とは違って、一気に集中して書かないと、字の勢いが変わってしまうのです」ということで、一晩で書き上げられたそうです。ただ特別な半紙を使っているので、野球部の監督室に紙を持ち込まれました。10枚ほどの紙が用意されたところに、実際に使用したのは3枚ほど。最初に書いた作品に手を加え、その紙を敷くことで、上から見当をつけて書かれたと言われます。本格的に学んだ美術とは違い、書道は本格的に学ばれたことはなかったそうですが、実に味わいのある文字に仕上げられるのは、やはり才能なのでしょうか。これからまた半世紀、あるいは1世紀にわたって、親しまれることになるかもしれませんね。本当にありがとうございました。