KAISEIブログ
冷たい雪が降りしきる中、スタッフの方と湖城ライオンズクラブの皆さんに伴われ、ホットな心のお客さまがやってきました。日本盲導犬協会あさひ訓練センターのPR犬、ロッシー君です。無類のわんこ好きの私にとって、これは絶対にやり過ごすことができない機会。視覚障碍者の安全を守るプロフェッショナルの振る舞いを、じっくり参観させていただきました。
盲導犬という存在が、目が不自由な方にとってどれほど心強い存在であるのか。スタッフの説明とデモンストレーションを通して、生徒諸君はその役割と行動を学んでいきます。そもそも同センターは、中国・四国地方の9県で唯一の盲導犬の訓練機関であり、また松江には活躍している盲導犬も少なくないとのこと。松江の子どもたちは、実際の盲導犬に出会える貴重な環境に恵まれているのですね。さらに言えば、法務省のPFI事業(民間主導による刑務所運営)に協力して「島根あさひ盲導犬パピープロジェクト」が進行中であり、浜田にある刑務所の受刑者教育にも一役買っているというお話もありました。実はこのPFI事業を、責任ある立場で推進した1人が、私の高校時代の同級生で親しい友人なのです。このたび島根県に来る前に会った時、この話題に触れ、同施設を「訪問してみては?」という提言も受けていたので、ちょっとしたご縁を感じました。
地域の視覚障がい福祉向上の牽引力”としても期待されているという同訓練センター。PR犬のロッシー君は、責任重大ですね。陽だまりに身を置くと、すぐにリラックスモードになるのは、わんこならでは。しかしハーネスをつけると、きりっとした”仕事人”、いや”仕事犬”の顔つきに一変します。曲がり角や段差で的確に歩行者を導いたり、顎を乗せて空席を伝えるなど、しっかり役目を果たしていました。「道で見かけたら、必要以上に見つめるのはよくないのですが、何か困っている様子だったら声をかけてください」との教え。しっかり覚え置ておきたいですね。今後、ますますのロッシー君の活躍を願っています。