KAISEIブログ
昨日、島根県日本調理技能士会から、会長の安田政男氏、副会長の石田周三氏、1級技能士の藤原智三氏、会員の中谷公一氏がいらっしゃり、生徒に日本料理の手ほどきをしてくださいました。先日、畳職人の方をお迎えして畳づくりに挑戦しましたが、今回は日本料理です。「現代の名工」であり、旭日単光章を受章された会長の安田氏から、直接の手ほどきを受けられるとは、今年の中3生は実に運が良いですね。栗山先生と岸本先生が、前日から食材などを集めて、生徒諸君腕を振るう準備を整えていたことを聞きました。
生徒諸君が取り組んだ献立は「鯵野菜あんかけ」「茶碗蒸し」「鳥の胡麻味噌かけ」「豚肉とさつま芋の炊き込みご飯」「蜆貝の澄まし汁」そして季節の果物までついています。料理を作る過程は、残念ながら見ていませんが、広報の恩田先生が撮影した写真を見ると、生徒諸君は協力をしながら一生懸命取り組んでいる様子が伝わってきます。中でも魚を捌くという体験は、初めてという生徒も少なくないことでしょう。
私は最初にご挨拶をして、その後は自室で仕事をしていたところ、岸本先生が「どうぞ〜」と完成した食事を持ってきてくれました。Uber Eatsではありませんが、思わぬデリバリーにびっくり! 生徒の汗と涙の結晶? を、一品一品、美味しくいただきました。食後に器を返しに行ったとき、ちょうど代表生徒がお礼を述べていましたが「家に帰って話したいと思います」との気持ちは感激の証。ほとんどの生徒が同じ思いを持ち、それぞれの感想を伝えたことでしょう。安田氏は「それぞれの家庭の料理が何よりです」と言われていましたが、毎日の食事にいっそう感謝の気持ちが高まったことでしょう。