KAISEIブログ

 : 感謝のお茶会【水野副校長ブログ】
 投稿日時: 2021/02/02


この度、本校PTA田辺監事のお力添えで、礼法室が美しく模様替えされました。そこで日曜日には、お礼の気持ちを込めて茶会を催しましたので、その様子をお伝えいたします。まずは、おもてなしをしてくれた茶道部員・上原さんの挨拶です。

「本日はお忙しいところお運びいただきありがとうございます。この度、礼法室の畳を田辺さまのご厚意により新たにしていただき、襖も畳替えに伴い張り替えていただきました。長年先輩方が稽古を重ねてこられた礼法室が、このような形で美しくなり、これからも大切に使わせていただきたく思います。校長先生より感謝の茶会を企画していただき、入部間もない私たちですが、心をこめてお点ていたしますので、見守っていただけると嬉しいです」。


挨拶の通り心のこもったお茶を、田辺さんと和菓子屋「彩雲堂」の山口さん、そしてPTA会長の永原さんとともに、しっとりと味わいました。田辺さんからご説明を受けましたが、新調されたのは国産のイグサを使った、香り豊かな畳表。今では輸入が大半となり、中でも中国産が8割以上を占めるそうです。調べてみると、1996年には自給率が70%だったようですから、ここ四半世紀での落ち込みようが激しいのですね。そんな貴重な国産の畳表、今では産地も限られており、熊本県の八代市で90%以上が生産されているとのこと。私が子どもの頃は「イグサの産地は岡山県」と教科書にも書かれていたので、正直びっくりです。現在に至るまで、私の知識は更新されていませんでした。原材料のイグサは畑の栄養分を大量に吸収するため、連作がしづらい理由があると知れば納得ですね。改めて、専門家に話を伺うというのは大切なことだと認識した次第です。


一方、和菓子の話は山口さんからご披露いただきましたので、改めてご紹介いたします(こう書きながら、明日紹介しますと言ってまだお伝えしていない話題がいくつかあるのも自覚しています。次々と新しい材料が出てきますので、ご容赦ください)。そうしたことで、美味しいお茶とお菓子をいただきながら、貴重な学びの場にもなった日曜日のお茶会。師範の妹尾先生、もう一人の茶道部員・太尾田さんにはありがとうございました。