KAISEIブログ

 : スマホアンケートから 〜 IO比の話【水野副校長ブログ】
 投稿日時: 2021/02/17


昨日から中学校と高校1・2年生の学年末試験が始まりましたが、初日の昨日はどうだったでしょうか? 実は先日の高校1年生向けスマホ研修で、生徒諸君が書いてくれたアンケートに目を通しました。それぞれの利用状況に応じて書かれた中で、とくに印象に残ったのが「スマホとの向き合い方を考える機会になった」「ルールが必要だと思った」といった記述。今回のテストに備えて、少しでも変化が起きていればいいいですね。


その他、多かったものの一つが「読書などに時間を使いたい」という内容です。私自身、講話の中でその必要性を話しましたが「以前は読んでいたのに、スマホのおかげで読まなくなった」という反省も見られました。少しでも、読書などに振り向けていけるといいですね。


ところで、昨年末に3年生の俳画展を審査いただいた歌人の加藤忠男さんが、ご自身のブログで次のようなことを書かれていました。「IO(アイオウ)比」という言葉についての解説です。「アイオウ比〜立花隆の本で知ったと記憶しています。I はインプットのアイ、Oはアウトプットのオウ、本を書く時でも話をするときでも、インプットとアウトプットの比を考えておくことが大切である。インプットを多くしアウトプットを少なくすることが肝要であると。 I 対Oが1対1、つまり事前に調べた内容をそのままアウトプットすれば「話の受け売り」「盗作」で何の魅力も無いだろう。この比が100対1くらいがいいのではと彼は言います。100冊読んで1冊書くのがいいともアドバイスしています」と。アウトプットの量的なことだけでなく、質的な面からも、良い本をたくさん読むことは効果が大きいのでしょうね。