KAISEIブログ
昨日で学年末テストが終わりました。放課後、生徒の様子を見ると、解放感が伝わってきます。1年の締めくくり、特別な思いもあることでしょう。新年度はコロナ問題も落ち着いて、日常が戻ってくると良いですね。
試験が終わった午後には、理科の伊藤先生と武道館を訪ねました。実は来年の4月から、伊藤先生が弓道同好会を立ち上げる準備をしているのです。ただ在校生をはじめ、来年度の入学希望者の方々にはまだご案内をしてきていません。そこで最初は同好会の形でスタートし、まずは入会希望者を募って、やがて部として発展させていくのが伊藤先生の計画です。
同好会の練習場としてお世話になる武道館では、下諸館長にご挨拶をしてまいりました。実は伊藤先生とは旧知の間柄。伊藤先生の弟さんが中学校時代、剣道部の顧問を努めていらしたのが、下諸館長なのです。剣道の達人であられる下諸館長は、武道愛好者が増えることをたいへん喜んでくださり、伊藤先生を励ましてくださいました。館長が鹿児島ご出身と伺ったので、思わず私の口をついたのが「『薩南示現流』の本を読みました!」という言葉。すると下諸館長は、奥の本棚から1冊を抜き取られ「この本ですね、津本陽が書いた小説は、ほとんど読んでいます。この人も、剣の達人なのですよね」と、話が盛り上がりました。こうして準備段階で、すでに温かい協力もいただき、幸先の良いスタート。ほとんどの生徒が、同じスタートラインから始められる同好会です。関心がある人は、ぜひ、伊藤先生に話を聞いてみてください。きっと、優しく教えてくれますよ。