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 : 歴史に触れる意義〜開校記念日に寄せて【水野校長ブログ】
 投稿日時: 2021/04/29


今から97年前の1924年4月、松江市中原町に、大多和音吉、大多和タカ夫妻により「松江ミシン裁縫女学院」創立。時代を感じさせる当時のモノクロ写真を交えて、生徒とともに本校のルーツをたどりました。開校当初の生徒が16人、1930年から31年にかけて、日本が陥った昭和恐慌の時にはとうとう生徒数が1人になったと言います。文字通り、学校存亡の危機に陥りながら、今があることを思うと、感慨を禁じえません。


ホームページには書かれていない、こうした学校史にると、生徒も感じることはあるのではないでしょうか。不屈の精神と言うのでしょうか、これ以上ない苦境を乗り越えた創立者の想いの先に、今の私たちの場があるわけです。こうしたお話を伺うと、歴史に触れることの意義がを覚えずにはいられません。災害で焼失したり、生徒の数が減って統廃合された学校のことを思うと、歴史があることのありがたさ。勇気をもらえる先輩たちの存在に、感謝を覚えるのではないでしょうか。ぜひ、語り継ぐ歴史に新しい話題を添えてください。