KAISEIブログ

 : ようこそ〜初夏の中学校説明会【水野校長ブログ】
 投稿日時: 2021/06/14


昨日、梅雨の天候らしく朝から雨交じりでしたが、本校で今年度は初めてとなる中学校説明会を実施し、多くの児童と保護の皆さまをお迎えいたしました。演台から皆様の様子を拝見して、本当に熱心に聴いてくださったのが印象に残りました。


とくに今回、強調したのが開星中学・高校で展開している「探究」の授業と活動について。「世の中にはたった一つの答しかない問題と、多様な答えがありより良い回答を求めて探究するべき問題がある」という理屈っぽい説明で、開星中学の入試のことと、歴史の事例を例にとってみました。「なぜ、開星中学には入試があるの?」というのは、実際に先週、私が生徒たちから質問を受けた問いになります。また歴史については江戸幕府を例にとって。こうした問いから、社会や歴史への興味や関心が広がっていくと良いですね。


続いて今回は、今年度から本校が導入を検討している「探究型入試」の模擬試験を実施しました。田中先生が用意した「謎の黒い箱の中身?」を尋ねる演習問題では、皆さん一生懸命に取り組んでいました。箱の中に球が1個入っていて、転がしながら中の形状を突き止めるというもの。アンケートにも、多くの人が「入試が興味深かった、箱の中身を知りたかった」と書いてくれていましたので、実際の入試ではこうした楽しめる問題を用意したいと思います。


田中先生による「開星中学は23の小学校から41人の生徒が来ていて、さらに高校は日本中から集まってくる多様性が特徴です」という説明を聞いて、私もなるほどと感じ入りました。パンフレットを手にしながら「みんなが一番多くの時間を過ごす授業で、教科の枠を超えた豊かな知見を広げる体験をしてほしい」ということ。「一緒に授業を開発している、島根大学や島根県立大学の先生からも、メッセージが書かれているので読んでください」とも話していましたが、皆さんの開星中学に対する興味が深まったことを願っています。

※「江戸幕府をだれが作ったのか?」という問題では、徳川家康と答えたいところですが、もう少し別の答えもありそうですね。一人の力で幕府を作ることはできませんから。さあ、どんな答えがあるでしょうか?