KAISEIブログ
先日、中学校サッカーの総体予選応援から戻った時、机上にメモが置いてありました。家庭科の栗山先生とクラス担任の大西先生から「総合探究の授業で『食品ロスを減らす』を目標に、生徒がコロッケ等を作りました。冷蔵庫にありますので食べてください」という嬉しいメッセージ。さっそく冷蔵庫を開けてみると、写真のような生徒の手による実習の成果がお盆に乗っているではないですか。炎天下のサッカー場から帰ったばかりでもあり、茶わん蒸しが冷たくておいしそうでしたので、いただいてみました。
すると、ぱっと見は普通の茶わん蒸しなのですが、ふわっとした味わいと、中に入った具が豊富で、食感も独特です。あとから栗山先生に聞いて感心したのですが、おでんの出汁と具材で作った蒸し物なのでした。今回は実習のために、おでんを購入したそうですが、想定としてはおでんが余った時に、有効活用する方法の一つということ。なるほど、おでんと茶碗蒸しというのは、なかなか思いつかないアイデアですが、とても良いレシピでえすね。ちなみにその他の料理はコロッケと春巻き(もちろんどちらも美味しかった)ですが、一番下に公開されているレシピのリンクを貼っておきます。
実はこのレシピが掲載されているのは、島根県のホームページ。「島根流食べきりレシピ」というコーナーで、実は栗山先生が島根県連合婦人会の皆様からいただいたアイデアを基にして作ったレシピでした。「まだ食べられるのに捨てられている食べ物を「食品ロス」と言います。日本ではこの食品ロスが約年間600万トンにも上り、日本人1人ひとりが毎日お茶碗1杯分の食べ物を捨てている計算になります。食べ残しなどを減らすために、料理は食べられる量だけつくるようにしましょう。食べきれずに残ってしまった場合は冷蔵庫に保存し、早めに食べましょう」というメッセージとともに、その活用法が書かれているのです。このアイデアそのものも素晴らしいですし、何より食べ物を大切にする精神が、少しでも広がっていくといいですね。恩田先生が撮影してくれた調理風景とともにご紹介いたしました。