KAISEIブログ

 : 始まり〜新しい夢に向かって【水野校長ブログ】
 投稿日時: 2021/07/22


10月からこちらに記事を書き始めて以来、今日ほどキーボードをたたく手が重いことはありません。本校野球部が臨んだ全国選手権の予選で、開星ナインは惜しくも勝利を逃しました。


0−1。このスコアが示すのは、どちらに勝利が転んでも不思議はなかったという証明でもあるでしょう。実際、序盤は開星が押し気味に試合を進め、2回表のツーアウト一二塁という先制機。キャプテン木原くんが打った、火の出るような当たりは、三塁手の好捕に阻まれます。バットで捉えた時点で、数ミリずれていれば抜けていた当たりですから、不運としか言いようがない。拮抗した試合の勝負の分かれ目は、全く人智では計れるものではないことを改めて思わせられます。


続く三回は、1番・藤原漱祐くんのレフト線を破る二塁打、4回は4番・松田くんの右中間真っ二つの二塁打をきっかけに攻め立てますが、なかなか得点につながりません。守りでは藤原主税くんと、横内くん力のこもった投球でマウンドを守っていましたが、4回の1失点を最後まで返すことができず、3回戦進出を断たれてしまいました。部員たち、関係者の無念はイカばかりでしたでしょうか。この上は、ベンチとスタンドでこの悔しさを共有した後輩部員が、次の戦いで晴らしてくれるのを願うばかりです。猛暑の中、最後まで集中を切らさず、粘り抜いた開星ナインには、心からの拍手を送ります。それぞれの新しい夢に向かって、力強く発進してください。


私は、開星野球部がお世話になっている人と一緒に、応援をしていました。長年、開星野球を支えてくださっているこの方が、野球部の頑張りとともに感銘を受けていたのが、チアリーディング部の応援です。猛暑など、どこ吹く風。初回から最後までスタンドで躍動していた姿に「実にキレのいい動きで、青空のスタンドに映える素晴らしい応援でした」と、惜しみなく賛辞を贈っていました。マスクをつけながらのパフォーマンスは大変だったと思いますが、本当にお疲れさまでした。