KAISEIブログ

 : インターハイでの活躍に期待!【水野校長ブログ】
 投稿日時: 2021/07/28


昨朝、出勤した時に駐車場でばったり出会ったのが、陸上部顧問の石倉先生と1年生部員の藤原琉成くん。藤原くんは、1年生ながら陸上の花形競技・100m走の島根県チャンピオンです。さらに中国大会でも6位入賞を果たして、インターハイの切符をつかみ取りました。1年生がこの競技で出場とは聞いたことがありませんが、石倉先生によると今大会でも北海道代表の選手と2人だけだそうです。ほとんど目にできない、希少価値の高い快挙と言えるでしょう。藤原くん自身も、中学校時代にはまさか1年生の時点でインターハイに出られるようになるとは、思ってもみなかったそうです。


そんなアスリートを生んだのは「仁多米」で知られる奥出雲町。自然豊かな環境を、どのように脚力アップにつなげてきたのか、いつか聞いてみたいものです。藤原くんが、今も「仁多魂」の文字を背負っているのは、故郷への愛情と誇りを深く抱いているからでしょう。長距離通学をものともせず、陸上にかける情熱には感じ入るばかりです。インターハイでの結果はもとより、次の国体にもつながる走りをしてきたいという藤原くん。「仁多魂」に「開星魂」も加えて、素晴らしい全国デビューを果たしてください。


※昨年の10月、私が島根県に来て初めて遠出をしたのが、仁多郡奥出雲町の亀嵩(かめだけ)。日本映画のオールドファンにはよく知られている『砂の器』の重要な舞台となった土地です。かねてより「いつか行きたい」と思っていたこの場所に、思わぬ形で訪問できたのは幸運でした。藤原くんのおかげで新しい縁が生まれ、再訪問の機会が楽しみです。