KAISEIブログ
盆休み前に学校へ来た時、机上に新体操部・試技会の案内が置かれていました。22日に新潟で行われるインターハイに向けて、ご家族など関係者と生徒、教員を対象に演技を披露してくれるというのです。その時から楽しみにしていた試技会が、昨日開かれました。
予選の松江市民体育館で見た時は、スタンドから見下ろしたのですが、フロアーの同じ目線で見ると違った迫力を伴うのですね。音楽がかかった瞬間から、体育館が全く別の空間に変貌します。プログラムは団体に続き、個人・石原さんの演技を、最高のポジションで鑑賞することができました。「吹奏楽部・チア部・バレー部の皆さんにも観て頂けて選手達は嬉しかったと思います。本当にありがとうございました!!」という千羽先生のコメントは、部員の皆さんの思いでしょうね。
体育館に集まった大勢の観客を前に、開始早々から次々と繰り出される高度な技・技、技…。千羽先生が以前「得点を上げるためには、より難度の高い技に挑戦しないといけないのです」と話していましたが、素人目にはすべてが高難度としか思えません。周囲に人はたくさんいるのに、バックに流れる音楽と演技者の息遣い。リボンの風切り音やフープの動作音の他は、自分自身が息をのむ音しか聞こえてこないと感じたほどです。
最初に、この試技会を企画したマネージャーの田中さんから「新体操の演技を見るのが、初めてという人もいると思いますが…」とアナウンスがありましたが、観客が互いの存在を感じられないほど張り詰めた時間だったように思います。ぎりぎりのタイミングを計りながらやり取りされる高度な技の数々。気候やコンディションなど、ちょっとした変化が影響を与えるであろう、デリケートな世界であることは容易に想像できます。校内での第一段階を終え、本番に向けて力強く決意を述べた石原さんと千羽先生の言葉を、明日お伝えいたします。
※今回、予選とは違って恩田さんが素敵な写真を撮ってくれたので、私はゆっくりと鑑賞することができたのも幸運でした。