KAISEIブログ
昨日、中学部で2学期初めての全体朝礼がありました。実は前日、生徒会長の周藤くんはじめ、4名の役員が校長室にやってきて、会長から手渡された1枚の紙には「意見書」と書かれています。実はこの意見書、私も傍聴した昨年の生徒総会で、いろいろと出された要望の中から、選りすぐられてまとめられたもののようです。「休み時間を長くしてほしい」「ご飯を食べる時間と、昼休みの時間を区別してほしい」「購買で文房具やCD、スマホ、カレーパン、バナナ、アイスクリームを売ってほしい」など、様々な要望が出ていました。
そうした中で、今回は「体育の授業を増やして頂きたい」という要望に集約されたので、私は「なかなか手ごわい」と思ったのは、私も中学生だったらそう思うだろうと感じたからです。今、中学校の体育は週に2時間ですが、私たちの頃はもっと多かったような…。それはもっともで、土曜日の午前中は授業でしたし、週に1回は「クラブ活動」という時間があり、何かしらのスポーツをやっていたのです。しかしながら、今の週休2日の中でやりくりすると、体育の時間を捻出することはできません。そこで、どうしたら少しでも解消できるかということで、5つの観点から回答をしました。
結果、必ずしも体育を求める生徒ばかりでもないということもあり、今回は見送るという結論にしました。しかし朝礼の場でも話をしたのですが、こうして意見を出すというのは、その場で解決しなくても重要であるということ。今後この意見交換を足がかりに、より良い改善策を模索していくことは、貴重な経験となることでしょう。話し合いを通して物事を改善していく習慣をつけていくことは、将来に向けてとても意義が大きいですから。代替案の例を出しましたが、引き続き目的を達成する方法を考えてみてください。