KAISEIブログ
倉掛先生から公開研究会の案内を受け、私も病院のロビーから参加いたしました。テーマは保育、幼稚園教諭など子どもの成長を支援する仕事について。このたび本校との連携を進めてくださっている、兵庫県の親和女子大学の山根理事長と佐藤先生、猪田先生より、リモートで保育・幼児教育界の現状をお話しいただきました。
倉掛先生から冒頭「高校1・2年生が中心になると思っていたところ、進路を目前に控えた熱心な3年生も数名、参加しています」という紹介がありました。さらに男子の姿が見られたのも、こうした場では珍しい風景で、とても貴重ですね。今、私がいる病院にも男性看護師さんやスタッフの姿もたくさん見られますが、喜ばしい傾向ではないでしょうか。放課後の遅い時間ながら、画面を通しても生徒たちの意欲と熱気が伝わってきました。
最初に先生方からお話をいただいた後、生徒からいろいろと質問が出されました。障害を持つお子さまについての問いには、ちょうど佐藤先生のご専門分野。「どのような働きかけをしていますか?」という質問に、丁寧にお話をされました。また別の生徒は「インクルーシブ保育(子どもの年齢や国籍、障害の有無にかかわらず、すべての子どもたちを同じ場所で受け入れる保育)を、大学で研究したいです」との質問。こちらに対しては山根理事長が「以前はダイバーシティーという、多様性の受容という考え方でした。さらにインクルーシブは、多様な人が集まって、一緒に何かを実現して、一緒に成長していくという方向です。カナダにはとても進んだ学校があり、別の機会にぜひご紹介しましょう」ということで、世界的な視野からのお話と、学びを広げることの意義をお話しくださいました。大学の先生だからこそ、お聞きできた内容に、生徒たちも大きく刺激を受けたことでしょう。生徒たちには心のこもった資料まで作成いただき、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。