KAISEIブログ
昨日、本校に10名の大学生がやってきて、中学生には勉強法をアドバイス。高校生には進路について、一緒に考えていただく時間を持ちました。皆さんは教育系のベンチャー企業「株式会社トモノカイ」に所属する大学生。中学生でもよく知っている、日本を代表する学校に通いながら「2時間で子どもたちとの関係性を築ける、コーチングの基礎を習得した人たち(引率社員の土山さん・談)」です。
私は午前中に実施された中学2年生のクラスに入り「My 勉強法『発見』プログラム」を参観いたしました。授業の進行は大阪教育大のリコピンさんと、京大のあーさーさん、そして東大のわでぃさんです。3限と4限の2時間でしたが、初めてチームを組んだ3人なのに、実に息が合っていて生徒を全く退屈させません。最初に方程式について10分ほどの講義を聞き、生徒たちがそれぞれの感性でノートをとります。グループでお互いの工夫を評価し合った後、大学生が同じ授業を受けて書いたノートと比較する、という展開でした。
ノートをとって気づいたことや、一押しノートの発表会では、競うように手が上がります。それぞれ、激しい意見のやり取りが行われましたが「大学生のノートと比べてどうだった?」という問いかけには「違いすぎます」という言葉が、ため息混じりに聞こえてきました。こうした気づきは貴重ですね。ノートをとるという作業が、ただ「書き写す」だけではない、深い意味があることを発見したことでしょう。私も中学校時代、秀才たちのノートテイク術を知っていたら、もっと勉強が楽しくなっていたかもしれなかったな、と思いました。
「時間は有限、部活動の集中力が必ず生きる」とは、部活をやっている多くの生徒にも励みになったに違いありません。休み時間には、どのクラスも大学生を取り囲み話ができていましたが、どんな質問をしていたのでしょうか? あの様子を見ただけでも、この時間が非常に意義深かったことを痛感いたしました。午後には中3と高1対象のプログラムでしたので、また感想などを聞いてみたいと思います。それにしても大学生の皆さんは、エネルギーというかバイタリティーに満ちあふれていましたね! この点もぜひ、吸収してほしいところです。