明日からの期末テストに向け、各部が活動を停止していて、 静まり返った校内。そんな中でも高校３年生の教室では、ちらほらと生徒と先生の姿が見えます。職員室で小村先生に聞けば、今が受験の大きな山場でもあり、この土日に多くの生徒が試験に臨むとのことでした。昨日お伝えした３年生への応援メッセージは、教室で受験勉強に取り組む生徒たちの目にも入り、勇気づけられたことでしょう。

教室前の共有スペースでは、ＰＴＡの皆さまのお力添えによる、バザーが行われていました。保護者の方と先生方が談笑する姿が見られ、ほのぼのとした空気が流れています。私も少し会話に加わりましたが、お嬢さまが大学のオンライン面接に臨んだばかりとのこと。まだ東京の大学では、こうした面接形式や、オンラインでの講義が続いているようですね。販売会場では制服や柔道着など、商品が整然と並べられていて、皆さまの温かい心配りが感じられました。

一昨年のバザー記録を見ると、かき氷やコロッケ。さらにバケツに入った生卵やフランクフルト、パンといった商品が販売されていて、すべて完売。昨日も書いた通り、文化祭の「天籟祭」の期間に行われていたということで、ちょっとしたお祭り気分だったのでしょうね。収益金は図書の購入に充てられたとのことでした。ブックリストを見ると、今年の受験生が読んでいるのではないか、と思われる良書もたくさんあります。今年もきっと、生徒の心の成長を応援する本が、たくさん寄せられることでしょう。ＰＴＡの皆さまには、コロナ禍の中にも準備にあたってくださり、本当にありがとうございました。