KAISEIブログ
先日の中学校音楽祭で、特別ゲストとして駆けつけてくださった「アゴパッチ」こと吾郷孝彦さん(開星中学高等学校旧職員)。クロマチック・ハーモニカによる5曲の演奏とともに、ご自身の経験も含めた「命」をテーマにした語りも、聴衆の心に響きました。アゴパッチさんが演奏されたのは次の5曲です。
1. 猫 2. 宿命 3. 無伴奏チェロ組曲第一番プレリュードBWV1007 4. いのちの歌 5. Old Friend
このうち後半2曲は、2年生の滝川さんと3年生の大月さんがピアノ伴奏を務め、さらに彩りある味わい深い音楽になったと思います。
また私が個人的に感じ入ったのは、3番目に演奏されたバッハの無伴奏チェロ組曲。私自身、この曲が大好きであること。そしてアゴパッチさんが語りの中でも触れた、クロマチックハーモニカの名手・トゥーツ・シールマンスでさえ演奏していないであろうこの曲を、ステージで初演奏された勇気。「こうした曲に、敢えて挑戦されたことは凄い事です。失敗を恐れないチャレンジ精神は、伴奏に臨んだ滝川さんと大月さんの勇気とも重ねて、ここにいた生徒たちへの強力なメッセージですね」と、思わず言い添えました。
それにしても今年の音楽祭、12ルームの優勝やアゴパッチさんのゲスト演奏など、開星の歴史に残る時間でした。素晴らしい時間を演出してくださった山下美帆先生をはじめ、先生方には感謝いたします。素敵な写真を撮ってくれた青木先生と恩田先生も、ありがとうございました。