昨日、開星高校の生徒会長だった三島宇宙さんについて書きました。その三島さん、私が退院した直後の昨年１２月に、本校に来てくれたのです。三島さんが手にしてきたのは２通の資料。カラープリントの表紙に書かれている文字は、それぞれ「開星中学・高等学校周辺通学路改善プロジェクト〜安心・安全・その先へ〜」「若者の声を次世代へ〜若者発信の基盤づくりへの挑戦〜松江若者目安箱」とあります。

前者の事業は松江市の安全対策工事の一つ。「開星高校生徒会より要望のあった箇所について、歩道部・交差点部にカラー舗装を施し、安全確保・注意喚起を図るもの」という説明が書かれていました。これは三島さんが在校時、生徒会長として生徒の通学上の安全のために働きかけてくれた事業です。令和２年にはカーブミラーの設置と停止線の舗装など。そして３年度には２００万円の予算がついて、前記の工事が施されたというわけです。卒業してもなお、開星のためにこうして行政に働きかけてくれるＯＢの存在は、本当に心強いですね。

そして後者の資料にある「松江若者目安箱」は、三島さんが昨年４月に設立した地域貢献を目指す事業団体。ワークショップやボランティア活動を通して、松江の発展に力を尽くしていこうという趣旨です。テクノロジーの発展も含めて、若い世代でなければ理解・解決できない課題も、この先どんどん増えてくるのではないでしょうか。そうした意味でも、三島さんの取り組みは貴重ですし、頑張ってほしいですね。これからの、新しい動きにも注目したいです。