KAISEIブログ
昨日の6時間目、久しぶりに中学校の授業を参観しました。落部先生がやってきて「探究でちょっと面白い授業やってるんです」というので、いそいそと出かけて行ったのです。教室に入ると、三島先生が授業のタイトルを、スライドで示してくれました。そこにはガンダムの文字が踊り、生徒たちは脇目もふらず、もちろん私語もなく、真剣な態度で作業に取り組んでいます。
見れば、プラモデルの枠からパーツを切り離し、なにやら組み立てているではないですか。説明によると、不要になったランナーと呼ばれる枠をメーカーが成形し直し、ガンダムのパーツを送ってくれる「エコプラ」という企画とのことでした。本校が応募したところ当選したので、5時間目にリサイクルの授業をし、6時間目に実習に取り組んだそうです。さらにこの不要部分を送れば、またリサイクルされるという永遠の循環。将来的には発電などの原材料にも応用される可能性があるそうですが、マイクロプラスチックで生じている様々な課題が、少しでも解消につながる手掛かりが得られることを期待したいですね。
ところで夢中なっていた生徒の一人が、柔道部の井原くん。自宅でもガンダムを作っているということで「.取りつけられないかと思って持ってきたんです」と、持参した部品を見せてくれました。落部先生に「数学も、これぐらい真剣に取り組んで欲しいですね」と投げかけたら「そうだ、そうだ」と、井原くんにハッパをかけていました。「はい」と、かすかに聞こえてきましたが、空返事でないことを期待! そう言えば中日ドラゴンズの落合元監督は、無類のガンダム好きで知られています。ガンダムを究(きわ)めれば、落合さんのように超がつくアスリートになれるかも? 頑張ってください。