KAISEIブログ
昨日「開星中学・第23回百人一首大会」を実施いたしました。23回の歴史の中でも昨年と今年は特別で、タブレットを使ったオンラインによる競技です。結果から先に書きますと、長い歴史の中でも極めて珍しい、1年生の優勝に決まりました(過去3回)。優勝した坂本さんは、昨年のチャンピオンだった3年生・大月さん、準チャンピオンだった2年生・小村くんとの直接対決を制しての優勝ですから、その実力は本物ですね。さっそく、来年度の決勝対決が話題になりましたが、あるいは新しい主役が登場するのでしょうか?
対戦形式は、各クラスの教室で予選が行われ、ベスト16に残った生徒が会議室に集合。そこでタブレットを通しての試合が行われていきます。同時に複数の試合が行われているので、詠まれる句はそれぞれイヤホンで聴き取る形式ですから、会場はし〜んと静まりかえったまま、淡々とトーナメントが進んでいきました。私が注目したのは柔道部の寺田くんと、野球部の原田くんなどのアスリートが勝ち残っていたこと。柔道場やグラウンドでのゲームとは勝手が違ったでしょうが、原田くんが準々決勝まで残るなど、二人とも立派でした。
そして決勝戦だけは、ステージの上で公開されて実施されます。全員が会議室に入ると密になるので、坂本さんと小村くんのクラスの生徒と、ベスト16に勝ち残った生徒に見守られながら、白熱した対決が行われました。観戦していた生徒たちの間からは「さすが決勝戦!」といった言葉が聞こえてくるなど、高いレベルの試合にため息が何度も漏れるほど。表彰後には坂本さんのもとに、感激したクラスメートが駆け寄って讃えていましたが、実に見ごたえのある戦いだったと言えるでしょう。オンラインのゲームも楽しいですが、来年はリアル百人一首ができると良いですね。