KAISEIブログ

 : 3年生へ最後の朝礼講話【水野校長ブログ】
 投稿日時: 2022/01/25


高校3年生が、今週いっぱいで家庭学習期間に入るので、少し学校が寂しくなりますね。首都圏や近畿圏をはじめ、遠くまで受験に出かける人もいますが、くれぐれも気をつけて過ごしてください。また3年生には、最後の朝礼講話をしましたので、ここに転載いたします。

●朝礼講話

おはようございます、校長の水野です。高3生が今週で自宅学習に入るので、私が朝の放送で話す最後の機会になります。そこで一つ、昨年末に言い残した話を述べます。お年寄りにバスで席を譲らない若者の話を例に、気づきと思いやりの大切さを話しました。今の時代、AIは人間以上に気づくし、思いやることもできる。しかし、だからこそ気づきと思いやりが必要になる、と話をしました。なぜでしょうか? 任せられるものは機械に任せていけばいいではないか。それも一理あるでしょう。しかし他人の困りごとに気づくこと。思いやりを発揮する場面は、人から感謝をされるチャンスが生まれるということです。逆に、他人に対する気づきと思いやりが乏しいと、感謝をされる経験が少ない生き方になります。私は入院した時、看護師さんが、時には辛い時も、患者や家族からの「ありがとう」という一言で救われる、という話を聞きました。つまり感謝は、人が困難を乗り越えるエネルギーでもあると思うのです。ですから、あなたが気づきと思いやりを発揮すればするほど、たくさんのエネルギーを蓄えられるのではないでしょうか。気づきと思いやりを大切に、開星を巣立っていってほしいと願います。それでは生活信条です。心を磨き、唱和してください。

以上が講話で話した内容です。日ごろから感性を研ぎ澄ませて、気づき ⇒ 思いやり ⇒ 感謝というサイクルを継続して回していけると良いですね。気づきの感度が鈍ってしまわないためにも、他人の困りごとがないか、アンテナを高く張ってください。あなたの元気がみなぎるためにも。