KAISEIブログ
木曜日、第1回神戸親和女子大学の心理学講座が開催されました。この探究授業に参加したのは、高校2年生の19名。男女ほぼ半々でしたが、来年4月から共学になる大学ですから、自然といえば自然かもしれません。しかも今、心理学はとても注目されている分野と言えるでしょう。デジタル化、自動化など科学技術の発展が、人の心に影響を及ぼしているからです。講義の中で紹介された事例に対して、多くの生徒が「心理学が、仕事やたくさんの場所で使われていることが分かった」と書いていましたが、どんな分野に進むせよ、この問題を勉強してきたと言う経験は、大いに役に立つはずです。
講座は「食と心理学」というテーマ設定で進められていきますが、簡単なチェックテストや話し合いもあり、参加者は楽しく取り組んでいました。アンケートで目についたのは「人と出会った回数と好意の抱き方」とか「好きな食べ物と色の関係」について、自分の経験に基づく率直な感想。一方「自分の行動が心の状態によって左右されている」「身近なところに、あれだけ心理学が紛れ込んでいることに驚いた」「人間関係や危機管理など、知らなかったことを知ることができただけでなく、学校や生活の中で生かせる実用的な学問だと思った」など、新たな発見もあったようです。
そして今後、皆がもっともっと知りたいことが出てきたという生徒が大半で「自分の心をコントロールできるようになりたい」「心理学にはたくさんのハテナがあるので調べていきたい」といった新たな目標ができ「自分の将来につながっていくと良い」「これから毎月、行われていくのでとても楽しみにしています」など、2回目以降への期待が伝わってきました。今回はオンラインでしたが、先生が実際に来られる会もあるそうですから、私も楽しみにしています。どの生徒も、感想をびっしり書き込んでいたことも印象的でした。
なお当日は、山陰中央新報の記者の方も来られていました。生徒へのインタビューの後、倉掛先生が対応をされていましたが、どのような点が注目されたでしょうか。また記事が出たら紹介いたします。