KAISEIブログ
リモート会議の画面に向き合うのは高校1年生の大月さんと、英語科の大月先生です。画面に映っている相手方は、ベネッセのフィリピン駐在所に勤務する山本室長。山本さんは私が会社員時代に新入社員として迎え、一緒に仕事をした関係です。大月さんが7月からフィリピンへ留学することが決まり、現地事情を知るうえで彼の存在を伝えたところ「ぜひ話を聞いてみたい」ということで、こうした運びになりました。大月さんが準備してきた質問に対し、次々とよどみなく答える山本さん。現地に駐在して5年目になるので、フィリピン事情にはすっかり精通しているようです。
1時間ほどの会議が終わると、大月さんのノートを指さして、大月先生が「ノートがきっしり埋まっています!」と声をあげます。私も横で聞いていて、興味深い話がたくさんあり、フィリピンに行きたくなりました。フィリピンの人たちは「チャンスさえあれば、すぐに歌って踊る陽気な国民です♬」との言葉に、二人の頬が一段と緩みます。そう言えば大月さんが開星中学2年生だった一昨年の音楽祭、ミュージカル調の舞台で熱唱していた姿を思い返しました。その話を山本さんにすると「大人気になると思います💛」と太鼓判。そのほか、フィリピンの学校の様子や若者の間で流行していること。そして現地での生活についてのアドバイスなどを授けられ「現地に住んでいるからこそわかるお話など、とても参考になりました」と、貴重な時間になったようでした。フィリピンは人口がおよそ1憶1千万人と、日本とほぼ同じ規模の島国ですが、このところのコロナ感染者数は100人以内ということで、島根県並みなのですね。このまま落ち着いて、大月さんが安心して留学経験をできることを願っています。