KAISEIブログ
孤軍奮闘という言葉がぴったりでしょうか。昨日、出雲高校で開催された弓道高校総体の県予選、本校から2年生の小村介人くんが出場しました。顧問の伊藤先生によると、開星中学1年生の時から始めた小村くん、高校へ進学してから周囲も驚くほど上達しているとのこと。それを証明するように、前回の中国大会では1回戦を勝ち抜きました。そして今回の総体予選、4本のうち3本を的に当てれば次に進める個人戦。160人ほどの出場選手のうち、2名だけがインターハイに出場できるという狭き門です。最初に結果を記すと、的中は1本でしたが、写真で分かるようにすべての矢が的をかすめた、実に惜しい行射でした。弓を引く射位から的まで28m、少し強めの風が吹いていたので、もしかしたら風の影響が…と思ってしまったほどです。伊藤先生も、とても素晴らしい結果だったと評価したのは次の2つのこと。一つは姿勢がしっかりと安定していたこと。そして1本目で的の下に外したのを、2本目から修正して、最後の4本目に的中させた精神力です。これまでの試合で最高のパフォーマンスだったと太鼓判を押し、小村くんも力強くうなずいていました。
今年は男子が4人、女子が3人の新入生を迎えたので、秋の新人戦には団体戦に出られるとのこと。伊藤先生ともども、今から楽しみにしています。また県の弓道連盟の役員の先生方から「開星が弓道部を作ってくださって、島根の弓道が盛り上がります!」と、感謝をされました。まだ創部2年目の若い部ですが、大黒柱の小村くんを中心に、大きく発展していってほしいと願います。ただ、一つ残念だったのは、3年生の山本くんが出場できなくなったこと。昨年、校長室の清掃担当として毎日顔を見ていたので、活躍を期待していたのです。夏には送別競技会があるというので、最後に矢を射る姿を、ぜひ見せてもらいたいと思います。