KAISEIブログ

 : 伝統文化をつなぐ先生方
 投稿日時: 2022/06/15

昨日の5限目、校内に雅(みやび)な音色が響いていました。音楽の山下先生に聞くと、高校2年生が音楽の授業で取り組んでいた琴の合奏。今は、和楽器の演奏が義務づけられているのですね。心静まる音色をBGMにして開催されていたのが、島根県高文連・日本音楽専門部(琴、三味線、雅楽)の第一回顧問・指導者会議です。日本音楽専門部とは、私自身はこれまで接したことがありません。今年度は本校が担当になっているため、私が専門部長の役を担うことになったのです。参加しているのは県立の松江北、松江南、三刀屋高校と、私立の松徳学院および本校を入れて計5校。松江北と松江南はそれぞれ15人ほどの部員がいるので、10月20日と2月11日に島根県民会館で開催されるコンクール、発表会は、聴きごたえのある内容になるのでしょうね。ちなみに私が以前にいた千葉県を調べてみると、筝曲部がある学校は県立千葉女子高校1校で、校内の文化祭などでの発表が中心のようです。

会議では、先生方お一人お一人の自己紹介を通して、各校の活動の一端をお聞きしました。皆さま、これまでつないできた伝統文化の灯を絶やすまじと、部員の募集にも力を入れているようです。「卒業した3年生の入れ替わりで新入生が入ってくれて…」と、胸をなでおろす先生のお気持ち、ひしひしと伝わってきます。学校だからこそ、取り組める活動でもあるので、一人でも多くの生徒が参加してくれると良いですね。本校では、長年ご指導をしてくださっている狩野先生の後任として、遠藤先生がご挨拶をしてくださいました。授業などで楽しいと感じた生徒はぜひ、筝曲部の活動にも目を向けて、盛り上げていってください。中学校の音楽祭で、2年生が合奏する琴の演奏は、とても素敵ですよ。