KAISEIブログ
昨日、久しぶりに吹奏楽部の演奏を聴きました。松浦先生から、今週の土曜日に開催されるコンクールの本番を控え、最後の追い込みに熱が入っていると聞いたのです。そこでABCホールに行ってみると、長島先生が生徒たちへレクチャーをしているところでした。しばらくすると「お疲れさまでした(^^♪)」という声が響いたので、ちょうど練習を終えての締めくくりのミーティングだったのですね。カメラを向けると、みんなが元気にポーズをとってくれたので「がんばってね。今年は聴きに行けないけど、期待してるよ!」と言ったところ、特別に演奏を聞かせてくれたのです。
つい先日、野球応援で雨と汗でずぶ濡れになったメンバーの姿が思い返されますが、曲の雰囲気は一変。最初に響くフルートの美しいソロが印象的で、幻想的な曲です。曲名を尋ねると「鬼姫です🎵」と教えてもらったので、帰ってから調べてみました。―「鬼姫」とはその字の示す通り、鬼の本性を持ち合わせた女性、あるいは女性の鬼そのものを指す。 (中略)鬼として生きる道を選び、人を殺める運命から逃れることができなかった「鬼姫」。しかしながらその内面に秘められた純粋な感情を感じたとき、私はそこに、一瞬美しい幻影を見た気がした(作曲者・田村修平)」 と言うことで、人間の二面性を表わす複雑な曲なのですね。7月21日に参加したバンドフェスティバルでは、審査員より「絵巻物のような描写が心に残った」という講評を受けたとの松浦教頭から聞きました。「~ある美しき幻影~」という副題のテーマを追求し、本番に向けて成熟度をさらに増して、聞く人の心に訴えてください。今日、参加できなかったオーボエとクロクッケンも、演奏の厚みを加えてくれることでしょう。