『島根教弘会報』という表紙の冊子と、ご祝儀袋を手にしているのは図書館司書の實重先生。島根の教育活動を支える「島根教弘」が主催する教育文化事業（読書活動推進助成）に、實重先生が応募をし、選考委員会での選考の結果、図書カード４万円分を助成されたのです。「貴校における、子ども達のための図書を整備していただき、学校図書館の充実にご活用をいただければ幸甚に存じます」との文章も添えられていました。
こちらの冊子には、實重先生からのお礼の言葉も掲載されているので、転載いたします。「図書カードを寄贈いただき誠にありがとうございました。生徒に購入希望のリクエストをしたところ、日頃あまり図書館を訪れることのなかった生徒たちの来館する姿が見られ大変喜んでいます。また、ふらりと立ち寄るだけだった生徒の中にも、本を手にする様子が見られるようになりました。本校では、探究活動に力を入れており、自分たちで課題を見つけ調査研究を行います。そのための情報収集の場として図書館が欠かせず、蔵書構築を急いでいると同時に、生徒たちの興味関心に沿った本も揃えていきたく、ご支援に大変感謝しています。今後も生徒活動を支える場となり得るよう、精進を重ねてまいります」。
そして、島根教弘のご担当の方が図書館を見に来られ、次のような文章を寄せられました。「学校司書さんの工夫があふれ、生徒たちが興味関心を持ち、使いやすく、利用しやすいように蔵書が整理されていました。こんな図書館なら行ってみたいと思う場所でした。島根支部の事業が、生徒の活動を支える一助になっていることに、誇りを持たせていただいた瞬間でした」。
今回の資金も、図書館のさらなる充実につながっていくので、生徒諸君は今後も大いに利用してください。