KAISEIブログ
昨日、宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島で開かれたお茶会に出かけてまいりました。1年に何度かという、数少ない嫁ヶ島へ上陸できるチャンス。しかも開星中学生が重要な役割を担うとあっては、行かないわけにはいきません。朝1番の渡船に乗ってお茶会会場へ。船でお茶の席に向かうというのも珍しい体験で、小さなエンジン音を耳にしながら、非日常の時間がゆっくりと流れ始めました。船には、お茶会をご案内くださったOGの福島美弥さんとともに、中2の川谷埜乃佳さん、茶道部 片山奈南さん、茶道部 坂本真蒼さんの3名も一緒に乗船しています。福島さんに声をかけたところ、強風の中で朝早くから船着き場に来ていた3人が「寒い寒いと震えています」と気の毒がっていました。このお茶会の特別なところの一つが「天候」だというのはもっともです。昨年は、30度を超える猛暑に見舞われ、和服では耐えられれず、Tシャツで接待をしたとのこと。また台風でやむなく中止という年もあったといういます。そう思うと、昨日は風にこそ吹かれたものの、無事に開催できて良かったですね。生徒たちは皆、和服に身を包み、次々と上陸してくるお客さまに笑顔でお茶を振る舞い、風景にしっくり溶け込んでいました。
会場では大月先生とフィンランドからの留学生・ソンヤさんさんも、一緒にお茶を楽しみんでいました。日本文化にあこがれてやってきたというソンヤさん。大月先生でさえ「上陸したのは初めてです!」という嫁が島での貴重なお茶体験、ソンヤさんはどのように感じたでしょうか。嫁ヶ島から見る街の景色は、いつも宍道湖の湖岸道路から見る風景とは、やはり趣がまったく異なりますね。福島さん、ありがとうございました。
ところで船着場周辺に建てられた特設テントの中に、竹の釣竿を並べているお店がありました。ゴズ釣りと看板がありましたので、ここでハゼ釣りを楽しむこともできるんですね。1時間ほどして嫁ヶ島から戻ってくると、ちびっこたちが竿を並べていて、秋の連休らしい風景だなと感じ入りました。