今、玄関前の掲示板には、国際的な舞台で活躍する開星高校ＯＢの指揮者・伊藤翔さんのポスターが掲げられています。伊藤さんはつい先日、島根県民会館大ホールで第九の指揮を務められました。中高生にはあまり馴染みがないかもしれませんが、年末に第九を演奏するというのは、日本全国いたるところで見られる光景であり、その起源には諸説あるようです。そしてここ松江では、地元を代表する指揮者として、伊藤さんがこれまで何度もタクトを振ってこられました。

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本校では先日の素晴らしい盛り上がりを見せた中学校音楽祭に続いて、翌日にはアカペラ部が恒例のウインターフェスティバルで、元気な歌声を披露してくれました。こうして、本校に脈々と根付いている音楽好きの遺伝子は、伊藤さんの時代から続いているものでしょうね。そういえば中学校音楽祭で最優秀指揮者賞を受賞した、２年生の藤井くんの指揮は、実に洗練されていました。授賞式で思わず「プロの指揮者の動画などを見て、研究しているの？」と尋ねたところ「はい！」と力強く頷いた藤井くん。あるいは伊藤さんの指揮も、研究対象だったかもしれませんね。運動部はもちろんのこと、文化活動でもさらに存在感を示していってほしいと願います。