昨日お伝えした、高３生最終講話に対して書かれた、感想の一部を紹介いたします。多くの生徒が触れていたのが３項目で、一つは新幹線アテンダントの斎藤泉さんについて。

「カリスマ販売員」と言われた斉藤泉さんは、山形新幹線のつばさレディー一期生として、次々と販売記録を打ち立てました。その販売術は『またあなたから買いたい』という本にまとめられています。２００９年刊行と少し前の本ですが、内容はまったく古びていません。斎藤さんがこの仕事に就いたのが、短大在学中のこと。高校卒業後にアルバイトを考えている人もいるでしょうから、ちょうどぴったりとも言えますね。

二つ目は「カーナビ人生」と「あみだくじ人生」について。目標一直線の「カーナビ人生」を歩む人もいれば、自分にとってより良い選択をしながら、進んでいく人もいる。私自身が会社員～自営業～公立学校教員～大学の教授～ＮＰＯ職員～現在までいろいろな職業経験を積んできました。上記の斎藤さんもそうですが、ＯＢ・ＯＧも含めてユニークな進路を歩んできた人の事例を紹介したのです。社会の変化が激しい時代ですから「あみだくじ人生」という言葉を頭の片隅に入れておくこと。変化に対しての抵抗をなくしておくことも、必要かもしれません。そして社会人になったからこそ、学生時代以上に勉強する必要性を意識しておくと良いでしょう。

三つ目は、昨日こちらでも紹介した若年性認知症についての特集。スマホの使い方については、これまで家族や先生から意見をされた人も少なくないことでしょう。実際にテレビのニュースでキャスターやゲストが話していたように、大人でもコントロールが難しい問題です。ぜひスマホを上手に利用しながら、生活の充実を実現していってください。