KAISEIブログ
開星の先生紹介も、10人目になりました。今回は1年生の担任をしている社会科の武冨真人先生です。陸上にかける熱い思いを語っていますので、まずはそのメッセージを紹介いたします。
◆武冨先生のメッセージ
教科は社会科、部活動は陸上部で中・長距離を教えています。部活動で、私が掲げている今年の目標は“挑戦”です。“無理”、“初心者だから”、“苦手だから”、“まぁいいか”、“やめておこう”と、自分の可能性を投げ出してしまうことありませんか? 生徒にはたった3年間しかない学校生活で、失敗を恐れず、未知なる才能を捨てず、どんどん挑戦して欲しいと思い、この目標にしました。
ここで、杉原健吾君(現・環太平洋大学4年生)という卒業生を紹介します。彼は、中学時代、陸上部ではなく野球部に所属していました。走ることが好きで、高校から陸上を始め、高校1年生の時3000mは島根県内で約40番目の選手でした。彼が2年生の時、私が開星高校に着任しました。多くの事を吸収し、努力を続け、10番目ぐらいになりました。そして、最終学年。成長を続け、県内の2番目となり、都道府県対抗男子駅伝に島根県代表として4区に出走。人生初の全国大会の結果は区間17位の3人抜き。区間タイムも、4区の島根県最高記録。その後、大学でも競技を続け、出雲駅伝・全日本大学駅伝にも走ることができました。
※杉原さんのインタビュー記事はこちら ⇒
環太平洋大学|メガポンの出場校インタビュー|がんばれ大学駅伝|大学駅伝応援特設サイト|住まいと暮らしの創造企業 長谷工グループ
つまり彼は、高校から始めた陸上競技で、全国大会出場という偉業を果たし、その後の人生を切り拓いたのです。実は、陸上の中・長距離は高校から始めた初心者でも、全国で活躍する選手が多くいます。ただ、活躍するためには、可能性を信じて高めてくれる周囲の協力が必要です。だから、私はこの競技に挑戦する生徒を応援し、全国の舞台へ、共に挑戦していきたい。未来の開星中学・高校生!! 開星では、様々な事に挑戦する生徒を応援してくれる先生方がたくさんいます。ぜひ、一緒に挑戦をし、充実した学校生活を先生たちと共に送りましょう。そして、開星で陸上の中長距離を始めてみたい生徒は、ぜひ声をかけてください。
ちなみに武冨先生のお父さまは、マラソンで有名な天満屋の監督を務められている武冨豊さんです。2000年シドニーオリンピックでは山口衛里、2004年アテネオリンピックでは坂本直子、2008年北京オリンピックでは中村友梨香、2012年では重友梨佐と、4大会連続でオリンピックの女子マラソン日本代表に、そして2021年の東京オリンピックでは前田穂南選手を送り出しています。つまり、日本の陸上界を代表する指導者のお一人で、その教えをしっかりと受け継いでいるのが武冨先生。年々、チームの力がついている開星の駅伝部が、都大路を走り抜ける日も近いかもしれません。走ることが好きな人、ぜひ武冨先生のもとへ飛び込んでください!